7月期ドラマ

7月期のドラマが始まった。
ほとんどのドラマを録画予約して、いくつか見た。
シリーズの事件物「新・警視庁捜査一課9係」「科捜研の女」は無難におもしろい。
だけど「これはおもしろい!」と気軽に楽しめるドラマはまだない。

都倉渉(小泉孝太郎)が、お客様相談室に左遷されていた。
そこには、クレーム処理のベテランである青山響子(ミムラ)がいた。
小泉幸太郎のキャラクターを見て「ハケンの品格」を思い出した。
大きな事件があるわけではないが、つい見てしまった。
『ワケありたらこ』のエピソードがよかった。
ワケあり、と言われると安いことに納得して買ってしまいそう。
たらこ工場で、わざと乱暴に扱ってワケあり商品にしていたのが切なかった。

極道の翼彦一(草なぎ剛)が、老人ホームで介護ヘルパーをする話だった。
極道と介護ヘルパーのギャップに興味があり、見た。
最初の方で極道の収入源が振り込め詐欺、というのがおもしろかった。
老人ホームのシーンは、暴れる老人がいて大変そうだった。
認知症の入居者の倉田チヨ(池内淳子)は、翼彦一を息子と思い込んでいた。
息子を心配して翼彦一にお金を渡し続けていた。
そのお金を受け取り、翼彦一は高級時計を買っていた。
そのうちに、倉田チヨの預金がなくなってしまった。
コンビニ店員が取った、と思い込み、ナイフを持って訊ねていくところが怖かった。
その後、敵対する暴力団の人達に倉田チヨが捕まってしまった。
助けに行った翼彦一が、正体バレをおそれて、殴られてばかりがよかった。
刺青の桜を倉田チヨに見せて、桜見物の代りにしたこともよかった。
倉田チヨは本当の息子夫婦と一緒に田舎へ引越して行った。
その時、翼彦一から渡された餞別は、騙し取ったお金より多く感じた。
高級老人ホーム「ハートフルバード」社長の羽鳥晶(夏川結衣)の現実的なキャラクターがどう絡んでくるかが、今後の楽しみだろう。
でも、老人ホームには身内が世話になっているので、見ていてツライものがある。