歌のおにいさん 6

新コーナー『働くシルバーさん』の収録に健太(大野智)の実家の工場。
光雄(小野武彦)さくら(須藤理彩)克己(金児憲史)も参加で楽しそうだった。
そのときに健太(大野智)が言った、
「(子供達の前に出ると)アイドルです」
のセリフと表情に笑った。
健太は子供に対しても言葉づかいがわるいが、守(丸山隆平)は優しかった。
真鍋プロデューサー(木村佳乃)は、守の態度の方を誉めていた。
なのに、視聴者からのハガキは健太宛のものが多く、子供達からは大人気。
守は落ち込みと焦りを感じ始めていた。
そして「ソロを」と申し出て、番組で歌わせてもらった。
ところが、視聴率は無情。
守のソロシーンは低く、健太一家のシーンが高かった。
健太は、子供達がいるとすぐに囲まれて遊ばれてしまっていた。
それが、人気の証なのかも。
守は氷室元王子(戸次重幸)が主役の舞台チラシを見て、また悩んでいた。
元同級生が出演者の中にいたから。
ウジウジと比べてばかりの守に、メイクのさやか(滝沢沙織)はキレテいた。
克己の代理アルバイトで交通量調査に行った健太。
そこで、守や真鍋プロデューサーに見つかって叱られた。
そのときの、真鍋プロデューサーの、
「親が忙しい時間帯に子供の相手をしてくれる番組」
との言葉には、とても納得した。
私も、子供が幼かった頃はテレビに頼っていた。
一緒に叱られてばかりの守は、
「僕、なんでこんなところにいるんだろう?僕がなりたいのはミュージカルスターなんだ!」
と言って、健太に対してキレテいた。
今回は、守が焦りを感じてキレル回のようだ。
明音(千紗)が健太の自宅に訪ねてきた。
なぜか、別れた彼女の明音も家族一緒での鍋を食べ、健太DVDを見ていた。
明音から渡されたCDから流れた曲は主題歌の『曇りのち、快晴』だった。
健太が守が舞台のオーディションを勝手に受けて落ちていたことを知った。
そのことから、収録中に健太と守は大ケンカ。
守は、負け続けたグチや子供に人気の健太への嫉妬心を語った。
それで、健太は、
「ジゼルで首を切られた元ボーカルは自分のことだった」
「他に行くところがなかったから、ここにしか居場所がない」
と、自分のことを話し、
「二人で歌のおにいさんだろ」
と、守を元気づけた。
健太は、タバコも止めて歌のおにいさんになる決心をした。
その頃、真鍋プロデューサーは「番組打ち切り」を宣告されていた。
最初の頃より、健太の表情が豊かになっていて楽しい。
収録中や自宅でのシーンも和やかでいい。
『Mステ』での『曇りのち、快晴』は歌う姿もカッコよく、歌詞もいい曲に思えた。