歌のおにいさん 3

前回放送の『みんなでうたお!』の公開生放送が高視聴率だった。
健太(大野智)がソロで歌い子供達も参加したシーンが瞬間最高視聴率と判明した。
テレビ夕日の専務(鶴田忍)が高視聴率祝いにやってきて、氷室王子(戸次重幸)の降板を言い渡した。
番組権力者だった王子のあまりにアッサリな降板に、笑った。
今後はうらら(片瀬那奈)歌のおねえさんが番組のメイン、健太と守(丸山隆平)は『ゆかいな仲間たち』として出演することになった。
うららも番組メインになり威張った態度を取るようになった。
だけど、着ぐるみダンスで歌っているのに仏頂面な健太に、
「子供番組なんだから笑って!」
と叱ることは、もっともだと思った。
健太は、メジャーデビューした元彼女と自分を比べ、笑顔で歌えないでいた。
『そのバンドのボーカルだった、本当の自分の居場所は子供番組ではない』と。
歌のおにいさん候補、に選ばれることも、かなりの難関なのに、と思った。
健太はやる気のないまま、専務の孫のわたるに連れられてスタジオ収録に現れた。 
わたるは、収録中にもかかわらず暴れまわり、皆に迷惑をかけた。
そこで、健太が、
「やりたくないなら帰れ!」
とわたるを怒鳴った。
「テレビには出たいけど、踊るのはイヤだ」
と、わたるは言い返して最後には泣き出した。
このシーンは、わたると健太をダブらせているんだろう、と感じた。
健太は真鍋(木村佳乃)プロデューサーに一度は、
歌のおにいさんを辞める」
と言った。
そして、元彼女の明音に、
「もう一度一緒に歌いたい」
と頼んだが断られた。
もうデビューも決まってCDも出している、もう遅い。
そんなとき、みちるに頼まれてわたるにダンスを教えることになった。
番組の振りダンスを覚えることができたわたるから、
「歌ってくれて、ありがとう、歌のおにいさん
とお礼を言われ、初めて笑顔を見せた健太。
そして、真鍋プロデューサーに、
歌のおにいさんになるにはどうしたいいですか?」
と訊き、ようやく決心した様子だった。
着ぐるみでのダンスは見た目よりもハードらしい。
氷室王子は出演しなくなるから、今後のギャグ担当はうららおねえさん?
コメディなのに笑顔になれない主人公キャラ、笑顔シーンまで長かった。
アイドルで笑顔は得意なはずなのに、笑えないキャラばかり(苦笑)
自宅での姉(須藤理彩)とのシーンはほのぼのしていた。
今後は歌のおにいさん目指していくのだろうか?