流星の絆 7

でも、今回は全部を集中しては見ることができなかった。
操作ミスで予約録画できてないに始まって気づき、見ながら焦りつつ録画したから。
功一 (二宮和也) は、アリアケ事件の犯人が戸神政行(柄本明) に思い込んだ。
だけど、逮捕につながる決定的な証拠はない。
証拠偽装のため、父の幸博(寺島進)の形見の腕時計を政行に拾わせて指紋をつけさせた。
さらに静奈 (戸田恵梨香) に母の塔子(りょう)の形見を使い、サギ(中島美嘉)に手伝わせて泰輔(錦戸亮)とともに横浜の桜木町に向った。
盗難車からの遺留品に「アリアケ開店記念」の刻印の入った腕時計が見つかった。
時効まであと一ヶ月を切った有明夫妻殺人事件、その解決の大きな手がかりになるかもしれない、と柏原(三浦友和)と萩村 (設楽統)は徹底的に調べはじめた。
功一は刑事の柏原に喫茶店に呼び出された。
「泰輔とはマブだちですよ」
と言いきった柏原は、泰輔も呼び出していた。
交流がないことしにてある兄弟は焦った。
時計に対しても、功一は、
「覚えがないなぁ」
と忘れている振りをしていたのに、功一は、
「親父の時計だ」
と反応してしまっていた。
静奈(高峰?)と行成(要潤)は、詐欺とは関係のないときでも会っていた。
家まで送ってもらい、スキップしながら帰る行成を静奈は楽しそうに見つめていた。
功一からは、
「しっかりしろって、しー(静奈)あいつは俺達の仇の息子なんだぞ」
と釘をさされていた。
カレー屋にて、
柏原が功一を訪ねてきて、とがみ亭の名前を出してきた。
「出先で出前を取って、えらい不味かったことがあって」
と、父が行きつけだった喫茶店で聞いたエピソードを話した。
柏原と荻原の意見のぶつけ合いがなんだかいい感じだった。
「とがみ亭が出前をやっていたことを確かめよう」
となった。
功一が泰輔と海辺を歩きながら、
「これだけではまだダメだ、次は動機だ」
と作戦を考えていて、
「アリアケのレシピノートを戸神の家に置いてくること」
と言い、その役に、
「堂々と戸神家に上がれる奴がいるだろう、しー(静奈)にやってもらう」
と指名していた。
戸上行成と静奈がお互いに好意を持っている。
それを知りつつの作戦だった。
詐欺シーンにて。
静奈は高峰として行成に会っていた。
その日は行成は積極的で、
「今日って少し遅くなってもよろしいでしょうか?」
とデートの誘いをした。
そして、ドライブでの行き先は横須賀。
静奈(高峰)の話に出てく友達の洋食屋を探すのが目的だった。
「ハヤシライスを食べて泣き出した日から、あなたの顔から笑顔が消えた、だから少しは元気になれるかなって」
行成の優しい気持ちに、ますます惹かれていく静奈。
店は閉店していたが、戸は開いていた。
行成からの誘いで店内に入った。
静奈は、子供の頃を思い出しながら、とてもい穏やかな笑顔になった。
暗い店内で、ろうそくに火をつけた。
奥手な行成にしては、とてもロマンチックな演出だと思った。
行成の子供時代の話を聞きたがる静奈に、
「太っていて暗くて、天体観測が好きでした」
と話した行成。
相手のことを(詐欺とは関係なく)知りたがって、また二人の距離は縮まった。
静奈は、友達のことと言いつつも、
「星を見るのが好きでした」
と詳しい思い出を話していた。
友達のことじゃなく本人話とバレるのでは?と心配になるほどだった。4
星の見える空き地の芝生に、静奈は行成を案内した。
そこに寝転がる二人。
流れ星!
「やっぱりきてよかった、今日はあなたが身近に感じられる」
とよろこんでいた行成。
たくさんの流れ星を見ながら、静奈は事件の夜のことを思い出していた。
「見れなかった」と泣く静奈に「お兄ちゃんが見せてやる」と言ってくれていた。
また泣き出してしまった静奈。
その姿を見て、
「キスしても(いいですか?)」
と言いかけた行成に、静奈からキスしていた。
同じ頃、星を眺めている功一の表情が、なぜか切なげで複雑そうだった。
部屋では、同居している泰輔が静奈の帰宅を待っていた。
静奈が帰宅して、泰輔が、
「さっきまで兄貴がいた、大事な話が、警察が動き出した」
と声をかけたが、静奈の反応は、
「へぇー」
と気のないものだった。そして、
「戸神さんと、もう会うなってことでしょ。家知ってるから引越しもしなきゃ・・・めんどくさい」
と、ふてね状態だった。
戸神行成とは会うのも制約がある関係であることを思い出したくもない様子。
「何かあったの?」
と心配して聞く泰輔にも、
「しつこい、子供じゃないんだからいくら兄妹でも話したくないことくらいあるの」
と叫んだ。
静奈なりに『行成は仇の息子、愛してはいけない相手』との葛藤はあるんだろう。
それに泰輔は、
「兄妹じゃないよ、違うよ、今でもそう言ってくれるのはうれしいけど、違うよ、帰宅をイライラしながら待つのは兄だからじゃない」
と正直な想いをぶちまけていた。
でも、そんなことを言われたら同居できなくなってしまうよ?
男女なら同居じゃなくて同棲になってしまう、一緒には暮らせないだろう。
戸神家のシーン。
戸神政行が自宅で珍しくハヤシライスを作った。
夫婦で仲良く食べようとしているところへ電話が鳴った。
功一、泰輔、静奈の三人で。戸神政行を犯人で捕まえさせるための作戦会議。
「このアリアケレシピノートを戸神けに置いてくる」
と功一が言うと、
「これで、高峰の役目は終わるのね」
と静奈。
泰輔は不機嫌そうにしていた。
「最後は泰輔『あの晩に裏口から出てきたのはこの男だ』で」
と功一が言っても、三人はギクシャクした様子だった。
戸神家にて、刑事達が訪ねてきた。
詐欺シーン?で。
静奈は行成に会い、
「留学するの、カナダに」
と告げた。
冷静を装って送り出そうとしている行成に、
「優しいですね、もう会えなくなるんですよ?嘘でも取り乱してほしかった『行くな』と言ってほしかった、ゴメンナサイ、私の方が身勝手なのに」
これは、静奈の本音から出たアドリブだったんだろう。それに対して行成は、
「その前に僕の両親に会ってください、僕の家に来てください」
これって、公認彼女になってほしい待っているから、の意味でいいのかな?
それが、作戦的には戸神家でノートを置くチャンスが与えられたことになった。
待っている功一と泰輔。
「しー(静奈)うまくやってくれているかな?」
と心配している功一に、泰輔が、
「あいつ本気だよ?芝居じゃないよ、あいつ戸神が好きなんだ、俺達の仇に息子に惚れているよ」
と告げると、
「知っているよ」
と静かに答えていたのに、
「いいのか兄貴?」
との念押しに、
「いいわけないだろ!」
と功一は大声で叫んでいた。こわかった。
今回は、詐欺シーンも本筋からみで切ないシーンが多かった。
ミステリーやコメディというより、ラブストーリーの回だった、ように感じた。