CHANGE 6

朝倉啓太総理(木村拓哉)と美山理香秘書官(深津絵里)の記事が出た。
二人が恋愛関係にあると、新聞には書き立てられていた。
朝倉に好意のある、ひかる(加藤ローザ)は噂を立てられないことに不満。
美山は、その記事を気にして不自然なまでに朝倉との距離を取ろうとしてた。
この辺りが、コメディぽい感じだった。
朝倉総理の元へ神林(寺尾あきら)が考えた?補正予算案が持ち込まれた。
朝倉総理の承認が得られれば閣議決定して国会に提出する段取りになっていた。
その頃、 美山の知人の息子が小児科医不足から病院たらい回しとの話を聞いた。
このありえないことが前提のドラマで、実際の医師不足問題を取り上げて、どう解決をさせるのか?心配になりながら見ていた。
朝倉総理は、小児科医療対策を最優先した予算案に変更すると言い出した。
それは、今の補正予算案から他の予算を削り医療対策予算を捻出するということ。
百坂秘書官(西村雅彦)も、あちらこちらを説得して予算を作り出そうとしていた。
いつの間にか、一番手ごわそうだった百坂秘書官も朝倉総理の味方になっていた。
満場一致が必要な閣議決定、それに反対する大臣対策に、
「総理には人事権がある、反対する大臣はその場で罷免して総理が兼任すればいい」
の言葉と、それを実行した朝倉総理にドキドキした。
罷免すれば確かにその場は通るだろうが、その後の反発がこわい。
それを実際に行った総理大臣はいたんだろうか?と考えていた。
人形にして自分が影で操るつもりだった内閣官房長官の神林正一(寺尾聰)。
イスに座って対策を考えている姿が悪役らしく、おもしろい。
罷免の反発か、予算案修正への反発か、与党議員が国会決議に出ないという。
つまり、修正された補正予算案が可決されないということだ。
朝倉総理もこれには困り、頭を抱えていた。
そこで味方になってくれたのが、と生方(石黒賢)と小野田朝雄(中村敦夫)。
野党革進党の野呂代表(高橋英樹)も小児科医療対策に予算が必要と考えていた。
それを知って、密かにカラオケボックスで野呂代表に会う朝倉総理。
「党へ裏切り、他の党と組む」
などの政治用語を朝倉総理は言われるが、その意味すらよくわからない様子。
野呂代表から、
「根回し・・・、くらいはのことは知っておいた方がいい」
と諭されていた。
根回し、にはわるいイメージがあるが、何かを決める、始める際には必要なこと。
そんなマジメな話も旦那をしながら、見ていた。
最後の方で、野呂代表も味方になり、国会決議できる可能性が出てきた。
だけど、神林官房長官が動いた?その後のことがよくわからない。
美山に対して、総辞職させて、と言っていた気がする。
医療問題など予算ができれば解決ではないだろう。
でも、ドラマで勝手な結論も出せず、予算案問題に絞るのが精一杯だったんだろう。
政治は用語の意味も難しく、実際のところはよくわからない。
このドラマくらいに基本的にいい人が多く、ありえない展開の方がおもしろい。