ラスト・フレンズ 11

瑠可(上野樹里)は宗佑(錦戸亮)との乱闘の後、汚れた服を着替え帰宅した。
美知留(長澤まさみ)タケル(瑛太)は、瑠可(上野樹里)の頬のケガで何かあったのか?と感じてはいた。
シェアハウスのメンバー達は、美知留に優しくはしてくれていた。
でも、宗佑の影に怯えていることには気づき、美知留は出て行く気持ちになっていた。
エリ(水川あさみ)が、週刊誌に載っている瑠可の記事が気づいた。
『モトクロスの人気女子選手が性同一性障害だった』との記事だった。
たぶん、宗佑が書かせた記事だろう。
でも、瑠可が何か悪いことをしたわけでもなく、生まれてから苦しんできたこと。
友人達もそのことで瑠可を何かを言うわけでもなく、父親も理解をしめしてくれた。
そういうことを脅迫の材料にしたことを卑怯に感じた。
ただ、瑠可は美知留に知られることは怖れていた。恋愛感情もあったで傷つくだろうと。
それを立ち聞きで知ってしまった後の美知留の態度や表情が、微妙だった。
私には、瑠可の性同一障害に嫌悪感に見えてしまった。
本当は、自分を愛している瑠可の気持ちに応えられないからの戸惑いだったようだ。
美知留は実家に帰った。
そこに、宗佑からの、
「荷物はまとめておいた、鍵を返してほしいから一度来てほしい、別れるから」
との電話があった。
それで、一人で宗佑のマンションに行く美知留。
いつもは誰かを頼ってきた、こういうときこそ一緒に来てもらったらいいのに、思った。
宗佑のマンションでは、予想どうりの展開で、
「別れない」
と美知留を宗佑が襲った。そして、ムリヤリに性的関係も持った。
その後の美知留は、
「友人達にもう手を出さないなら、私はここにいる、こういうこともする」
とあきらめたように言っていた。
その後の宗佑の態度が、とても気になった。
美知留に「ここにいる」と言わせて目的は果たしたはず。
なのに、写真を見て泣いていた。切なく感じた。
踏み切り事故で助けた子供とのシーンのときも、とても優しそうな表情をしていた。
目的のためなら手段を選ばないDV男の宗佑と、重ならない部分も多かった。
美知留が起きてくると、血に染まった宗佑がソファーに横たわっていた。自殺?
今回は、中盤のシーンが穏やかで、謎もまだ解明しきれてなかった。
すべては、最終回に持ち越しなんだろうか。