ラスト・フレンズ 8

美知留(長澤まさみ)は、タケル(瑛太)のアシスタントを始めた。
タケルには「前に言ったこと(好きになってもいい)は気にしないで」言いつつ、タケルと美知留の二人分の弁当を作っている姿に、女性のイヤな面を見てしまった気がした。
宗佑(錦戸亮)の代わりに頼れる人がほしくて、気を引いている感じがしたから。

そんな時、踏切事故で助けてもらった男の子が宗佑の手紙を預かってきた。
受け取ったのは、エリ(水川あさみ
美知留には渡さずに、自分が病院へ見舞いに行き、宗佑の状態を確認しに行った。
病室にはケガであまり動けない宗佑がいた。
宗佑の事故状態や男の子との関係も見たかったがあまり描かれていなかった。残念。
病室の引き出しには、美知留への想いを綴った手紙に溢れていた。
DVや束縛はイヤだが、そこまで愛してくれたらうれしい、とも思った。
エリも許せないDV男と思いながらも「絶対の愛」には関心を持ったようだった。
瑠可(上野樹里)は、シェアハウスからの引越しを決めていた。
自分が秘密を持ちながら美知留たちに暮らすことが苦痛になったからだとは思う。
でも、勝手に他の人の私室に入り、パソコンを借りようとする。
共同生活だから余計に大切なプライベートを軽んじる人とは住みたくないと思った。
そこで、パソコン画面の『性同一性障害』関連ページをエリが見てしまった。
タケルにそのことを相談したが、お互いにハッキリしなかった。
瑠可の引越しが皆にもバレ、引き止められた。
美知留に向かって「あんたの面倒を一生は見切れない」と叫ぶ姿は悲しかった。
本当は、一生一緒にいたい瑠可の、悲しいウソだと思ったから。
また、美知留に自立してほしい、の気持ちもあったのかもしれない。
タケルが瑠可を好きなことに、ようやく気づいた美知留。
送別会をさけるため、一日早く引っ越して行こうとする瑠可。
早めに帰宅した美知留と会い、サッパリとした笑顔で「さよなら」を言っていた。
そんな瑠可がタケルにだけは置手紙を残していた。
自分の素直な気持ちを書いて「性同一性障害の手術もしたい」と告白してあった。
それを読んだタケルは、瑠可を追いかけて「好きだ、君を支えたい」と叫んだ。
「女としてか人間としてかなんて聞くなよ、自分にもわからないんだから」
がよかった。
瑠可はタケルに抱きついて泣いた。
初めて、瑠可の素の姿と素直な感情を見せていた。
今回の宗佑は、手紙で愛を語る優しそうなシーンが多かった。
予告の宗佑はとてもこわそうだった。その方がおもしろそうだ。