ラスト・フレンズ 7

今回は、タケル(瑛太)が不安定だったせいか、ツッコミどころ満載に思えた。
瑠可は、タケルに自分の秘密を打ち明けようとした。
なのに、タケルの方が先に「瑠可のことが好き」と告白してしまった。
それでは瑠可は、性同一性障害のことは打ち明けられない。
瑠可は、激しい動揺を抑えつつ「タケルの気持ちには応えられない」「美知留のことをタケルが支えてやって」と言った。
告白してきた相手に瑠可の言葉は残酷に感じた。どっちもどっちタイミングもわるすぎ。
お互いに想い合い「君の重荷になってはいけない」と思っているほどなのに。
タケルは瑠可を女として好き?同性のような感じがして好き?どっちなんだろう?
エリ(水川あさみ)と友彦(山崎樹範)が福引きで遊園地の招待券をあててきた。
それで、シェアハウスのメンバー達で遊びにいくことになった。
その朝、瑠可のモトクロスチームの監督の林田も(田中哲司)やってきた。
タケルに自分をあきらめさせるために、瑠可が監督に彼氏役を頼んでいたのだった。
彼氏役を頼まれた監督も、瑠可に気があったようなのにと、可哀相に感じた。
遊園地で、タケルは子供と夫の一緒にいた女性(姉?)に会った。
次の瞬間、タケルは過去の記憶がフラッシュバックして急に気分が悪くなった。
美知留はタケルを介抱し、先に一緒ににシェアハウスに戻った。
他の誰かに電話で「先に帰っているから」くらい連絡して!とツッコミたくなった。
そんな美知留にケーキまで用意してあり「美知留は大事にされすぎ」と思ってしまった。
でも、それを自覚していて、
「宗佑と別れる、自分でケジメをつける」はよかった。
電話での別れ話では、宗佑は意外に冷静に感じた。
「僕は死ぬまで君を見捨てない、君とひとつになりたい」
と自信ありげに言って、双眼鏡を覗くくらいだったし。
美知留も意外に冷静で、それならもっと早くに別れていれば、と思った。
その宗佑の怒りは、瑠可の方へ向かったようだった。
モトクロス練習場に、実家に送られたのと同じ中傷ビラが貼られていた。
「女の体の中に男の心が入ったバケモノだ」
に、監督の林田も動揺し本人に確認していた。
それを否定している瑠可が可哀相に思えた。
言葉はわるく悪意に満ちている、でも書いてある内容の「心は男」は本当のことだから。
宗佑がブランコに座っていると、一人で公園にいる直也という男の子が近づいてきた。
前に、一緒にパンを食べた男の子で、母親が何日も戻ってきていないと言う。
直也の家に行って見ると、散らかった部屋で食べ物はもうなかった。
宗佑は子供の前では、とても優しい。カレーを食べさせてあげ、優しく話をしていた。
傷ついた子の心がわかる宗佑に、区役所の児童福祉課は意外に適職なのかも。
瑠可はシェアハウスの自室に閉じこもってしまった。ビラ内容と言えないショックで。
タケルは「悩んでいるのなら話して欲しい」ドアを叩いた。その優しさがツライんだって。
瑠可は「人には死んでもいいたくないことがある」と叫んでいた。
シェアハウスの朝、一緒に朝食を食べ洗い物は任せて出勤して行くシーンを見た。
ここまでベッタリな集団生活だと余計に気疲れしそう、と思ってしまった。
美知留は、宗佑と別れた途端にタケルに対して「好きになってもいいかな」
そんな依存体質だからDV男ともなかなか別れられなかったんじゃ、と思ってしまった。
直也が宗佑と一緒に歩いていたとき、直也の母親が男といる姿を見つけた。
で、直也が追いかけようとして遮断機が下りている踏み切りをくぐり抜けてしまった。
宗佑は、直也を助けようとして線路内に飛び込み、彼を抱き起こした。
今回は、ここで終わった。宗佑はどうなったんだろう?
今回の宗佑は、こわいよりも、優しい面が多かった気がした。
優しくて皆に気を使うタケルの方が不安定で、混乱させていた気もする。
暴力さえ絶対にしないなら、宗佑もいいな、と思い始めてしまっていた。