CHANGE 2

一年生議員の朝倉啓太(木村拓哉)は、国会のことがわからず戸惑うばかり。
正式に朝倉の秘書に任命された美山理香(深津絵里)に教育されていた。
朝倉のような若くてハンサムな議員だったら、マスコミは注目するだろう。
国会王子』はいかにもありそうなネーミングに思えた。
選挙プランナーの韮沢勝利(阿部寛)が、いきなり朝倉の家に入り込んだ。
その理由が、他の選挙を手伝うために住むところがほしかったからに、笑った。
レギュラー出演だろうとは期待していたが、最初の理由は意外だった。
うぐいす嬢の宮本ひかる(加藤ローサ)も押しかけ秘書で、皆が揃った。
政治家の大先輩である神林正一(寺尾聰)と会食の約束。
そんなときに、現総理大臣(伊東四郎)がスキャンダルで辞職した。
誰が次の総理大臣?と腹の探りあいながら大物政治家4人での会食はこわかった。
朝倉は神林との会食の約束があるのに、陳情を受け付け、話し込んでいた。
陳情に誠実に対応することは大切だと思う。
でも、先に約束したことは神林との会食。
神林をはじめ大先輩政治家達を待たせるのは、とても失礼なこと。
これは、朝倉の方が優先順位を間違えている、と感じた。
遅れながらも朝倉が会食の場に着くと、残っていたのは神林一人だけ。
忙しい人達ばかりなんだし、それはそうだろう。
そこで神林から朝倉への言葉は、
「総裁選へ立候補してくれないか」
だった。
朝倉より政治を知っている美山秘書の方が驚いていたように見えた。
これには、見ていた私の方も新人議員で総裁選はありえないと思い、驚き笑った。
このドラマは『木村拓哉が総理大臣になる話』との宣伝だった。
このくらいテンポ早くにしないと、総理大臣での活躍ぶりが描けないのだろうな。