1ポンドの福音 2

耕作(亀梨和也)はシスターアンジェラ(黒木メイサ)に交際申込。
「試合に勝ったら、付き合って下さい!」
と強引な約束をしようとした。シスターは戸惑った。
それを糧に練習に励む耕作。
そして、電気屋さんの車に乗せ、耕作がシスターを連れ去ってしまうことも。
まだ交際もしていないのに、言動が強引すぎ。
でも、その一直線なおバカさんキャラはドラマ的にはキライじゃなくかわいく感じた。
電気屋さんの来栖(福井博章)が、実は次の対戦相手だった。
「振られたのはシスターが教会で神に仕える立場だから」
との言葉で途端に元気になり、こんどは
「試合に勝ったら教会を出てください、一緒に暮らしましょう」
どこまで能天気なんだろう。
来栖は臆病で痛いのがニガテなボクサー。
一緒にいた彼女が、叩きながら激励して、ボクサーを続けていた。
その後、シスターは耕作との交際をキッパリと断る。
振られたと思い耕作はカップ焼きそばをヤケ食い。
食べるの大好き減量ヘタのボクサーに、食べながらの泣き顔は似合いすぎ。
コメディーなんだな、と安心して笑えた。
「振られたのはシスターが教会で神に仕える立場だから」
との言葉で途端に元気になり、こんどは
「試合に勝ったら教会を出てください、一緒に暮らしましょう」
どこまで能天気なんだろう(笑)
でも、信仰のあるシスターに、
「普通の女の子がしているデートができないのはヘン」
と言ってしまって、ボクサー仲間にたしなめられてもいた。
不自由なことに耐えてもやりたいことがあるのは、ボクサーも同じだと。
対戦相手の来栖の方が「こわい」と試合直前に逃げ出してしまった。
「負けて彼女に嫌われるのがこわい、殴られたら痛い」
なんて人間味のあるボクサーばかりなんだろう。
でも彼女から、
「強いから好きなんじゃない、こわくても勇気を振り絞って試合にのぞむ姿がカッコイイ」
で、試合はやることになった。
試合は、最初は耕作の積極的な攻めに来栖は得意の防御。
最後は、来栖の「来ないでパンチ」で、耕作が負けてしまった。
負けて「いいことなんか何もない」と泣いていた耕介。
シスターのところへ行くと、思いもかけない優しい言葉が返ってきた。
これでまた元気にもどれる耕作の単純な性格がうらやましい。
スポーツものだけど、スポ根じゃないところが私はとてもいい。