スワンの馬鹿 8

  • 今回は珍しく旦那と一緒に「スワンの馬鹿〜こづかい3万円の恋〜」を見た。

絢菜(芦名星)の父の納骨のため福島に、大輔(上川隆也)は同行する約束をした。
でも、二人っきりの旅行ではサスガにマズイと感じたのだろう。
交通費を出す約束で、時田(梶原善)も強引に同行させることになった。
川瀬社長(成宮寛貴)の
「絢菜が本気になったとき(既婚者の)大輔に受け止められますか?これ以上、関わらないでほしい」
は正論だと思った。
でも、青臭い青年実業家キャラだから説得力を感じないのかもしれない。
妻の真澄(田中美佐子)が美容院でキレイにしてきたことに大輔は気づかなかった。
ここで、私と旦那は爆笑した。
我が家でも、私が美容院に行っても旦那は気づかず、不機嫌になる。
ただ、真澄のように激怒して言い合いをしたりはしない。
世の中の妻達は、ドラマのように旦那に対して強気な態度がとれるんだろうか?
そこが、私には不思議でたまらなかった。
調子のいいだけでケチな上司だと思っていた高宮課長(矢島健一)が変わってきた。
同じ小遣い3万円仲間で『持ち株を売って妻に内緒の小遣いを得る』を教えてくれた。
いつの間にか、和みキャラになっていた。
理英(美山加恋)は学校からの課題で鳥の巣箱を作ることになった。
理英が大輔に『手伝ってほしい』と頼んできたので手助けしようとすると真澄が
「一人でやらせて、親は見守ることが大事、その方が成長する」
と大輔を止めていた。
これを見ながら、旦那の方が感心し反省していた。
真澄は、お小遣いの締め付け以外はしっかり者のいい母で妻なのかもしれない。
福島行きのアリバイ作りのため、時田と加茂(劇団ひとり)釣りになっていた。
アリバイ工作までするってことは、友人だけじゃない後ろめたさもあるんだろう。
時田と加茂がカモフラージュのため釣りの格好をして家に泊まりにも来た。
あまりにも不自然さでバレバレの言動がおもしろかった。
でも、絢菜との福島行きは一旦中止になっていた。
絢菜が川瀬社長への憎しみにとらわれていたから。
大輔は水球時代のエピソードを話し、絢菜は一人乗り切るために福島へ行った。
会話の後の散歩で、ポケットに手を入れてあげるシーンを見て、
『それは恋人同士の歩き方でやり過ぎ、いくら友人として言っても信じられないよ』
と思ってしまった。
恋はたしかにしているんだろう。
でも、不倫まではいかないところが、このドラマのいいところかな。