医龍2 8

今回は小高七海麻酔医(大塚寧々)の話がメインだった。
これまでのシーンから、小高麻酔医の事情はベタな医療ミスや不倫と想像していた。
片半身麻痺になった少年の黒田智樹(本郷奏多)が、朝田龍太郎(坂口憲二)のオペの技術を頼って北洋病院に患者でやってきた。
少年の父親の黒田俊彦(野村宏伸)はオペ参加者の名前まで知りたがっていた。
それは、他の麻酔医のミスで片半身不随になったからだった。
また、智樹の母で離婚した妻のことも恨んでいた。
その人こそが小高七海麻酔医だった。
緊急オペで留守中に智樹のぜんそくの重積発作がおきての医療ミスだった。
小高が以前は結婚していて大きな息子がいたことに驚いた。
幼い息子との思い出のシーンがあまりに楽しそうで、よけいに切なかった。
チョコレートは大切な思い出の品だったから手放せなかったようだ。
自分がミスしたわけではなくても、仕事優先にしたことを後悔していたのかな。
父親からは『息子とは会うな、オペにも入るな』と言われていた。
でも、オペは新人麻酔医では荷が重すぎた。
とうとう、小高は息子を助けるためにオペ室に入り、見事な麻酔管理をした。
オペは成功した。
父親もオペ事情を聞き、元妻の小高に優しい言葉をかけてくれた。
病室で息子と対面しても、まずは医師の問診しかできなかったところがよかった。
泣きながらチョコレートを食べての『お母さん』は卑怯だ(苦笑)
こちらまで、泣きそうになってしまった。
小高麻酔医がオペに入らない事情が元家族話だとは、上手に裏切られた。
伊集院登(小池徹平)は外山誠二高橋一生)とのオペ技術の差で落ち込んでいた。
MEの野村博人(中村靖日)は、すっかりコメディシーン担当?
自分専用のフォークとナイフにナプキン姿で、話しているところがおもしろい。
野村宏伸は、映画「メイン・テーマ」での薬師丸ひろ子の相手役の頃から見ている。
いつの間にか父親役が様になるようになっていた。