スワンの馬鹿 4

  • 「スワンの馬鹿〜こづかい3万円の恋〜」を見た。

妻や夫は共に生活する相手で恋愛対象ではなってしまっている。
そんな時、美しい女性から好意をもたれたら断れる男性は少ないだろうな。
妻にしても元彼には会ってドキドキしたいだろうし、キレイに見られたいだろう。
ただ、夫の大輔(上川隆也)の小遣いを勝手にへらしておきながら、妻の真澄(田中美佐子)が同窓会用の高い洋服を買ったシーンには、
「なにやってんだか、そんな可哀相なことしてたら浮気されても文句は言えないよ」
と思った。
それでも、イヤな雰囲気にならないのは妻が明るく憎みきれないキャラだからだろう。
大輔は妻の元彼のことをかなり気にしていた。恐妻家に見えてもそうなんだろうか?
今回は、大輔の元彼の志摩子森口瑤子)が社長のネット通販会社の危機話。
信販売予定の老舗のケーキが、店の親父の反対で息子のケーキを使えず、販売できなくなりそうだった。
老舗ケーキ屋の親父に(竜雷太)を説得するためにサラリーマンの大変さを説く。
スワンのテーマに沿っていてまあまあおもしろかった。
絢菜(芦名星)との約束をまたすっぽかし、代わりに加茂(劇団ひとり)と時田(梶原善)がレストランに現れて3人で食事のシーンはおもしろかった。メールもかわいい。
絢菜も、楽しそうで笑顔が増えていた。
その代金を大輔に払わせたシーンは「かわいそうに」と思いながらも笑った。
元彼と夫への対策は、妻の方が上手だった。
わざと夫が優越感を持てるような男性の写真を見せ、
「私はいい夫と結婚してよかった」
などとうれしがらせるようなセリフをささやく。
でも実際は、元彼はあいかわらずカッコよく、ドキドキしてきたらしいというオチ。
大輔の境遇は可哀相なんだけど、ドロドロしてなくて気軽に笑えていい。