モップガール 4

今回のゲストは、メイド喫茶の店員で最初は殺された品川真理役の小出早織さん。
常連客の小説家で真理のストーカーと思われていた塚田浩平役の坂本真さん。
真理役の女性に見覚えが?と思っていたら、「時効警察」の婦警役だった。
オタクっぽい小説家役が「ライアーゲーム」の出演者だったことはすぐに気づいた。
ビルの屋上で、メイド喫茶の店員の真理が殺され、塚田浩平が容疑者になっていた。
その後、塚田も死亡。
事件は、塚田が真理を殺した直後、凶器に使用したナイフで自殺と思われていた。
桃子(北川景子)と将太郎(谷原章介)は、その塚田の遺体を引き取りに行った。
塚田の自宅には報道陣がたくさん詰め掛けていた。
気丈に謝罪の挨拶をしようとしていた塚田の母親の初子(山口美也子)。
殺人犯と思われていると、自分の息子が亡くなっていても責められるだけ。
悲しむことも許されず謝罪の言葉、こんな悲しいことはないだろうな。
母の手からチェスの駒のナイトが落ち、桃子がそれを手にした途端また時間が戻った。
事件当日の朝に逆戻りした桃子は塚田の犯行を止めるために、メイド喫茶へ行った。
将太郎に助けを求めるために「白人のメイドがいる」は、おもしろかった。
二人で尾行した結果、真理がたびたび給料の前借をしていること、彼女が恋人の江本弘樹(泉政行)にお金を渡していることを知った。
「妹の手術代」で同情をかい、最初は断りながらも結局お金を受け取る。
「自分の名義ではもう借りられない」で、女に代わりに借りさせて、金を取る。
金融会社と江本はグル、真理は詐欺の常套手段に引っかかっていた。
桃子は、まだストーカーと思い込んでいる塚田と会った。
塚田は「僕は彼女を守りたいんだ」「小説のあとがきを読んでほしい」と訴えた。
あとがきを読み、塚田が『他の人は無視の自分に声をかけてくれた真理を小説の主人公にして「吠えナイト!」執筆しデビュー、真理のナイトになりたがっている』と知った。
塚田は江本と真理を事件の犯行現場になっていたビルの屋上に呼び出していた。
江本と金融会社社員の会話を録音し聞かせ真理に「騙されてる」と教えるためだった。
脅された江本は真理にナイフを向け人質にしていた。
そこに桃子が駆けつけ、モップを持って助けに入った。
揉み合いの末、真理は助かった。
でも、塚田のお腹にナイフが刺さっていた。
「真理さんを守れてよかった・・・」
と満足そうな表情で、塚田は亡くなった。江本は逮捕された。
ここまでなら『亡くなったのは可哀相、でも真理さんを守るナイトになりたいという望みは叶った、それだけはよかった』で済んだ。
でも、この話には続きがあった。
塚田の通夜には、真理も姿を見せた。
でも、あまりにすぐ帰ろうとするので、桃子が呼び止めると、
「塚田さんには感謝している。でも、私はこれからも江本弘樹の支えになるつもり」
と言い、デビュー前の塚田に会っていたことも覚えていなかった。
騙されて金を貢がされていたことを知ってもこの言葉には、呆れるしかなかった。
懲りない人だ、また騙されるだけなのに。
ドラマの内容はシリアスだったが、桃子と将太郎のやり取りはおもしろい。
お約束の「警部」「警部補」足を踏む、のシーンが好きだ。