相棒SP

  • 子供と一緒に「相棒6 SP 複眼の法廷」を見た。

子供は普段は夜9時頃にはベットに行くし、ドラマはあまり見ない。
でも「相棒シリーズ」は大好きなので、録画しておいて時間のあった土曜夜に見た。
早寝した旦那は日曜に見るつもりらしい。
杉下右京(水谷豊)亀山薫(寺脇康文)のコンビを見るとなんだか安心した。
捜査一課の伊丹(川原和久)鑑識の米沢(六角精児)小野田室長(岸部一徳)もいた。
今回のテーマは、数年後に導入予定の裁判員制度についてだった。
裁判員達が評議しているシーン、どこかで見たことがある?と思ったら「行列のできる法律相談所」で裁判員制度の説明をしていたシーンと同じだった。
実際に導入されたら、ああいう感じになるんだろう。
私や夫も選ばれる可能性がないとは言えないなー、と感慨深かった
ストーリーは警察官と裁判員の一人が亡くなり、警察官殺人の裁判に裁判員だった。
事件の内容や犯人より、素人の裁判員の方が興味深かった。
強く発言する人がいるとその人に引きづられそうになったり、マスコミに影響されたり。
三雲法男判事(石橋凌)の
「死刑を宣告する者の苦しみや責任も考えて」(だったかな?)
には共感もした。
犯人の死刑を強く訴えていた裁判員(田中美奈子)には訳があると思っていた。
この女性は亡くなった裁判員の関係者で、マスコミに審議の様子をリークしていた。
これが遺族感情と言われればそのとおりなんだろうけど、簡単に死刑とも言えない。
自分が他人の生死まで左右する判断をするなんて。
ドラマを見てますます、裁判員は難しい、とてもそんな責任は負えない、と思った。
裁判官だけじゃなく、一般のいろんな人達の考え方も参考にするには賛成なんだけど。
犯人は、エリート刑事とマスコミ関係者。
動機も手口も単純で、、今回のSPは事件物として作ったんじゃないだろうと感じた。
これから起こりえる裁判員制度のリスクを伝えたかったのかも。
それにしても、おもしろい連続ドラマが始まって感想が書けるのは楽しい。