花ざかりの君たちへ 12

イケメン俳優によるバラエティコントと思って、楽しんでいた。
意外にシリアスな高跳び関連話もバランスよく入っていて好きだった。
佐野泉小栗旬)と芦屋瑞稀(堀北真希)が男子高校生に見えないのもありだった。
中津秀一(生田斗真)は、女とわかった瑞稀をかばい続けていた。
お笑いキャラかと思っていたのに、いつのまにかカッコイイ男キャラになっていた。
佐野がメイド姿でトイレには、さすがにびっくりした。
このドラマでのキャラは、クールな二枚目のはずなのに(笑)
ここまで徹底してくれると、ただ笑って見ていられる。
ただ、最終回は瑞希の女バレがテーマでシリアスになりすぎていたと思った。
まず、顔で選んでイベントばかりの学園がありえない。
年頃の女ならば、男子ばかりの寮には自分の身を心配して入れるはずがない。
もし、男が女子高ならば変態扱いされて終わり。
これだけの矛盾を、
『この作品はフィクションなので、多少のことは大目に見てください』
のテロップで片付けてきた、コメディドラマのはずなのに。
手の平を返したようなクラスメイトの言動は、イヤな感じだった。
瑞希の動機が「佐野をもう一度飛ばすために来た」に押し付けがましさを感じていた。
その話で皆が納得してたのが安易すぎたが、ドラマの展開上はしょうがないのかも。
この女バレエピだけは笑えるところがなく、退屈さも感じた。
寮長達は、なかなか男気のあるところも見せてくれた。
ひばり様(岩佐真悠子)は、おもしろいだけじゃなくカッコよさもあったと思う。
ラスト、女の立場に戻ってからの瑞希に佐野が告白はよかった。
個人的には、中津の想いの方が(男でも女でも好き)応援したかったけど。
堀北真希さんは『野ブタ。』での控えめキャラやトリック劇場版での美少女役がいい。
小栗旬くんは『Stand up!!!』での元気なサッカー兄ちゃんが好きだった。