山田太郎ものがたり 6

さすがの山田家も暑さに参っている様子。家族で子供用プールがかわいい。
太郎(二宮和也)は御村(櫻井翔)の自宅に遊びに行っていた。
そこは冷房の効きすぎで寒いくらいだった。
「れいびょうぼう」「冷房病」のやり取りが楽しそうでおもしろかった。
太郎は、御村家へのお中元をたくさんもらってうれしそう。
来るところには、食べきれないほどの贈り物があつまるんだろうな。
あげるともらうだけど、二人の友人関係には上下なさそうなところがいい。
太郎は帰りにすれ違った女性の香りでドキドキ。
家族からの総ツッコミで「恋?」と勘違いしはじめていた。
話を聞いた御村も「それは恋」と太郎を茶化し「ウチに来ないか?」と誘った。
御村のいたずらっ子のような笑顔がいい。
違うメイドさんにまでドキドキしていた太郎。すれ違った相手は料理の先生だった。
デザートの香りにドキドキしていただけだった。なーんだ。
一ノ宮校長(宇津井健)のもとに、卒業生の小谷(水川あさみ)が訪ねてきた。
映画制作のために、高校生の主人公役を在校生で録りたいらしい。
貧しい少年役は、小谷監督の嗅覚で太郎に決定。
「あえて逆、セレブに見える少年に貧乏役を演じてもらいたい」との理由だった。
太郎は、高級ホットケーキミックスとプール権に釣られて映画を引き受けた。
相手の令嬢役には隆子(多部未華子)が選ばれた。「お金がないと!」のリアリティで。
映画の撮影のためのつぎはぎ学生服は似合い、繕い物シーンがメチャ上手い。
貧乏姿でも倒れる女子続出がおもしろかった。
隆子は映画のセリフで恋心も揺れていた。
太郎には恋愛の経験がなく、そういうセリフはまるでヘタ。
「君なしでは生きていけない」
の大根演技セリフがおもしろかった。
御村からの助言でハンバーグを思い浮かべてセリフを言った太郎。予想が当たった。
山田家でホットケーキを分けて食べるシーンで、隆子は貧乏でも幸せはあると悟った。
小谷監督の「戦争映画を作りたい・・・」は「硫黄島からの手紙」を指していた(笑)
鳥居先生(吹石一恵)の「Mなんです」発言シーンに笑った。
杉浦(忍成修吾)が映画の助手をやらされながら、太郎にときめくシーンもよかった。
ほのぼのとした笑顔シーンが多いドラマは、見ていて楽しい。