プロポーズ大作戦 最終回

何度も過去にタイムスリップして得た結論が、
『ほんの数時間を変えただけで相手の感情まで変えるのはむずかしい』
だったのはよかったと思う。現在で未来を変えることに間に合うことも。
健(山下智久)は、礼(長澤まさみ)と多田先生(藤木直人)の結婚式に戻った。
そして、スピーチで
「ずっと礼のことが好きでした・・・今でも」
と告白した後で
「結婚おめでとうございます、幸せになってください」
は今の現状を認めた大人の対応でよかったと思う。
今どき、式場から花嫁を連れ去っては、新郎の方に同情で悪役になってしまう。
ただ、披露宴スピーチでの告白も新郎や他の招待客に失礼で式を壊す行為と感じた。
礼は、健からの告白とスライドショーで健への好きを思い出し、迷いはじめた。
それを察した多田先生が、インチキな賭けで健のところへ向かわせた。
多田先生は、最後までいい人だった。
あんなにアッサリと礼をあきらめられるなら、なぜ急いで結婚?は疑問だった。
(ドラマ設定上の都合でしょう、としか思えない)
タクシーで去っていく健とウエディング姿で追いかける礼。
そんなに好きだったなら、礼にもチャンスはたくさんあったのに。
ラストは、たぶん健と礼が会うことができて恋人同士に、だったんだろう。
破談になったゴタゴタは描かず、どの人も悪役にしないようにとの苦労が感じられた。
最終回での見所は、健がスピーチを終えて一人で泣いているシーンかな。
山下くんの涙シーンはキレイだなと思った。