ライアーゲームSP

最初から、総集編+ラスト分だと思っていたので、新作シーンの多さには満足した。
総集編の間にも新作シーンで見てしまい、別室での用がしにくくて困った(苦笑)
このドラマのあらすじやゲーム内容の解説は、私にはむずかしいので簡単に。
ライアーゲーム主催者のハセガワ(北大路欣也)が病院で優しく必死な直を見かけて、ゲームに参加させたのだった。
ヨコヤ(鈴木一真)と元刑事の谷村(渡辺いっけい)が秋山(松田翔太)を参加させた。
直は秋山を参謀にゲームに参加。敗者復活戦への勝ち進んできた。
セガワの「人は裏切るもの」とはまったく反対の言動を直はくりかえしていた。
密輸ゲームでは、秋山が感情的になった芝居をしてヨコヤをだまして勝っていた。
キャッシュカードの再発行技は、こんなこと可能だったの?という感じだった。
直は、あえてミスをして引き分けに終わらせることを提案した。
「直のようにすべての人が善人と信じすぎても詐欺などのトラブルにあいやすいよね」
と子供と話していた。
それでも、直に恩もある仲間達は、引き分け作戦に賛同し協力しはじめた。
ヨコヤと共謀関係にあったフクナガまで、ヨコヤを裏切ったときだけは、
「サスガ、フクナガならそうやって裏切らないと!」
大受けした。
直は秋山にも、ヨコヤへの復讐をやめ許すことを懇願した。これには
「違法手段での復讐まではすすめられないが、許す必要があるんだろうか?」
とイライラした。
直の『世の中は善人ばかり』で『人は自分の信じている通りに動いてくれる』と思い込んでいるところに強い違和感を感じた。
100%善人も100%悪人もいなくて、人によって性格や比率が違うだけと思うんだけど。
秋山が「一億」を公言したのは、積極的に許したわけではなく、ヨコヤが信じるかどうかの判断で結果を任せただけ、と私は感じた。
結果的に引き分けとなり、全員に借金なしで4回戦へすすむことになった。
直の「バカ正直でいい」が認められた形になった。
このドラマは、ゲーム性を楽しむものだと思っていた。
でも、一回戦の教え子と先生は情が絡んでいてあまりおもしろくなかった。
少数決辺りからゲームがおもしろくなってきたが、必勝法は仲間のとの協力ばかり。
ラストは引き分けに走り、情ばかりの展開になっていた。
ゲーム性よりも情をメインにしたラストとテーマには納得いかなかった。
ドラマ全体では、先の展開や作戦が気になりキャラもいろいろでおもしろかった。