セクシーボイスアンドロボ

逃げたインコを、ニコ(大後寿々花)がみつけたときに、
「これでお父さんへの誕生プレゼント買わなくていい、ラッキー!」
のセリフに『ありえそう』と笑った。
ニコの父が一人で誕生ケーキにろうそくを立て火のシーンは、とても淋しく感じた。
でもそのインコは他の家族には見えず、もう死んでいるんだろう、だった。
その件から『幽霊を見ることができる』とホテルの幽霊退治を頼まれてしまった。
ロボ(松山ケンイチ)とホテルの部屋に行くと、三日坊主(中村獅童)がいた。
三日坊主は1話目の殺し屋で、もう死んでいた。
でも、自分が死んでしまったことさえ忘れていた。
ニコの家に行った際、おもちゃの拳銃を見て殺し屋時代の憎しみを思い出した。
そのパワーで、ポルターガイストを起してしまい、ニコの家族を怖がらせた。
ロボは、その憎しみを抑える呪文を教えた。
呪文の言葉自体より、一呼吸おくことがポイントだったようだ。
自分を殺した相手にあっても、その呪文で乗り切れた。
ニコの学校に転校生の女の子が来た。
その子はものすごくマイペースというか周りにムリに合わせることを嫌った。
ニコは周りと合わせるようにしていたら幽霊の三日坊主が見えなくなってしまった。
自分をもっている人にしか幽霊は見えない設定だったようだ。
三日坊主は、マキ(浅丘ルリ子)名取(岡田義徳)のところへ行き
「楽しかった」
と行って、思い残すことなく成仏していった。
ロボがニコの姉のカズミちゃん(村川絵梨)とデートは唐突だったかな?
昭子さんとの恋で、カズミちゃんへの恋心はなくなった、と思っていたから。
このデートで男達に絡まれ、大事にしていたロボットが壊れた。
地蔵堂は閉められ、マキと名取は旅に出た。
スパイ活動のなくなったニコとロボは、日常の延長で別れたっきり会わなくなってた。
ニコと転校生は仲良くなっていた。
最終回といっても大事件はなく、いろんな人との別れを淡々と、だった気がした。
今期で唯一、内容やセリフまで見ていたドラマだった。
スパイ物と宣伝しなかった方が、このドラマにはあっていたように思った。