セクシーボイスアンドロボ 6

ニコ(大後寿々花)の両親のケンカの原因が、ニコの父(塚本晋也)が勝手に定期預金を解約して友人に50万円をかしたこと、だったことにまず笑った。
旦那は「そんなことしない」と言ったが、はるか昔に似たようなことがあったから。
貸した当人は海外に逃げてしまい、その親から金は返してもらった。
ニコの母(片桐はいり)が、旦那の牛乳瓶ふたを捨てたくなった気持ちはわかった。
ロボ(松山ケンイチ)の部屋にもカン様好きの母が来て、ロボット達を処分されていた。
いくら部屋を大人向けにしたって、趣味や言動までは変えられないのに。
ニコは、マキ(浅丘ルリ子)からの依頼で、ZIという女の殺し屋を探すことになった。
ロボもいつの間にか巻き込まれていた。
ZIは花屋のりょう。夫(小木茂光)と男の子もいて平凡そうな家族だったのに。
そこからは、よくわからない展開で銃撃戦になっていた。
依頼主も殺し屋で襲ってきていて、本当に狙われていたのは夫だった。
弾をよけながら、りょうが語っていた事情に切なくなった。
夫を殺すはずだったのが赤ん坊をみつけ一緒に育てているうちに家族になっていた。
「夕食の支度をしながら、夫と子の楽しそうな声を聞いていると幸せを感じた」
に共感して泣きそうになった。そういう平凡でも穏やかに過ごせることが大切かなと。
銃撃戦は、名梨(岡田義徳)の応援もありなんとか切り抜けた。
でも、居場所や正体がわかってしまっては元の生活には戻れない。
夫は逃亡生活に入り、家族と別れることになった。
二人の子として育った男の子は別れの言葉が言えなかった。
それで、ニコとロボが協力して人文字を作ることになった。
足りない人手は、カン様ファンの人達に来てもらい「サヨナラ」の文字。
ロボはカン様に似ていたので、ファンの人達も大よろこびだった。
最後の方で、ロボの母はロボットを戻し、生きててくれればそれでいいと認めていた。
そのロボの母のセリフで
「現実だけでは・・・カン様ファンしていると便利、あきれてほっておいてくれるから」
には大笑いしてしまった。まるで自分の気持ちを言われているようだったから。
ニコの母は、夫の大切な牛乳瓶のふたを捨てたことを後悔しマキから返してもらった。
ニコの父も、勝手な行動を反省してか、花を持って帰宅した。
家族で囲んでいた夕食はすき焼き?鍋物は親しさと和やかさの象徴かも。
今回はストーリーはハチャメチャでいまだによくわからないところがある。
でもなにげないセリフがよかった。脚本は大事だ。