私の頭の中の消しゴムTV

火曜ドラマゴールドもテーマが「若年性アルツハイマー」で見たいとは言えなかった。
でも、深田恭子さんも及川光博さんも好き、残り30分だけ見た。
危惧していたとおり、ずっと涙が止まらなかった。
いろんなものに名前を貼っておくところ。
まだ自分の意志が伝えられる内に、自らホームでの介護を選んだところ。
ずっと後になって、諒介が可菜からの手紙を読むシーン。
可菜(深田恭子尾)の名前を呼んでもわからなくなっていて視線もわからないシーン。
それでも、スケッチブックには夫の諒介(及川光博)の顔が描かれているシーン。
最後の穏やかなそうな二人の姿。
どこを見ていても切なく深い愛情も感じ、泣いていた。
このドラマの最初の原作は、2001年放送のドラマ『『Pure Soul〜君が僕を忘れても〜』
放送当時関心はあったのに、この辺では放送されてなかったように記憶している。
それで、テレビ雑誌であらすじだけは読んでいた。
愛する人を忘れていく、自分のことをコントロールできなくなる、は悲しい。
私は一時期、自分がこの病気だと本気で思い込んでいたことがあり、とても怖かった。
「もう忘れていく一方、家族にも迷惑をかけてしまう、どうしたらいい?」と苦しかった。
その後、検査して別の病名だったことがわかり、正直ほっとした。
だから記憶障害をテーマには、当時を思い出しそうで怖く見ることができなかった。
今回も、旦那と一緒では泣くこともできずリアルすぎて会話もできなかっただろう。
それでも今は、永作博美さん主演のドラマも見てみたい。再放送してくれないかな?