ヒミツの花園 9

四男の陽(本郷奏多)が、可愛く素直な男の子になってて楽しい。
最初の頃は、冷めた感じで一番とっつきにくい感じだったのに。
次男の修(池田鉄洋)も、素直で無邪気で優しさもあってでとてもおもしろい。
「なんて言えばいいのよ、担当だったからどんなメチャクチャな理由でも呼べたのに」
という言葉にさえ、夏世を頼りにしていた可愛さが出ていて好きだ。
なのに、長男の航(堺雅人)は秘密を守りたくて夏世(釈由美子)を担当から外させた。
まだ明らかになっていない秘密があるんだろうが、本心が見えにくく頑なすぎかな。
三男の智(要潤)は、二枚目でモテモテだろうに夏世に気があるよう。いいなぁ夏世。
花園ゆり子の新しい編集者は、典型的なイヤな上司タイプ。
あんな言われ方したら、原稿を書く気力もへっちゃうだろうと同情。
田中(寺島進)と亮子(真矢みき)のやり取りはおもしろかった。
亮子は「今でも惚れている、よりを戻して付き合おう」と言ってほしいだけだろうに。
陽が夏世の部屋を訪れて「来ちゃった」これには可愛くて断れないだろう。
一緒に田中と亮子も訪ねてきたからそのまま部屋に入り、4人で鍋を食べた。
アルバムを見せてもらっているところが微笑ましかった。
兄たちが、陽を迎えに来たが「泊まる」と言って帰りたがらない。
そして「もう隠さなくていいよホントのことを話して」とせまった。
さすがの航も「陽は俺たちの本当の弟じゃない」と真実を話した。
もしかしたらと疑っていたことでも、はっきり知ってしまうとショックだろうなぁ。
夏世が陽に「血がつながっていなくても兄弟、似ている」と慰めていた。
陽は「『家族なんだから血がつながってなくてもお前は俺の弟だよ』と言ってほしかった」と言って泣き始めた。
悩んでいたことや今の素直な気持ちが感じられて、私も泣きそうになった。
それを影で聞きながら、泣いてる修、慰める智、かみしめる航、の兄弟もよかった。