桜2号 8話最終回

  • 「桜2号」の最終回を見るために深夜まで待った。

鉄矢(載寧龍二)は桜2号(三津谷葉子)の自らの手で機能停止にした。
ベットにただ横たわっている桜2号と鉄矢の姿が切なかった。
その頃、親友の政樹(中岡優介)が大前田に襲われていた。桜2号のための脅し。
部屋も工場も荒らされ、桜2号と充電いすが奪われていた。
だけど、桜2号は機能停止されていて、困った大前田から鉄矢は呼び出された。
「壊す!」と脅され、桜2号の再び起動させた。
ところが、その後は『用済み』と鉄矢が刺され、桜2号とともにその場から逃げた。
もう一緒には逃げられない、というところで鉄矢が
「桜、逃げろ、あいつらの狙いは俺やから、はよ逃げろ」
それに対して桜2号が
「ありがとう、鉄矢」
と返した。その後が私にとっては予想外だった。
桜2号が、追って走ってくる車の前に立ち、自らをバラバラにした。
このシーンに、おもわず涙が流れてきていた。
自分を犠牲にして好きな人を守る、ロボットだったとしても。切なすぎるよー。
工場にバラバラの桜2号を持ち込んだときの、父(徳井優)の言動もよかった。
また「直そう」という申し出を断った鉄矢の表情も必死な決意でよかった。
スーツ姿で吹っ切れたような表情の鉄矢は、ホントに男前だった。
これだけ、素直に泣けたドラマは、本当に久しぶりだった。
ドラマ中に流れる「なごり雪」を聞くたびに、しみじみとした気分になった。
「ありがとう」と言いたくなった。