結婚できない男

信介(阿部寛)が不審者扱いされているところをみちる(国仲涼子)に助けてもらった。
事務所では、摩耶(高島礼子)がクライアントが「壁紙を花柄にしたい」と伝えにきた。
花柄が大キライな信介を、摩耶と英治(塚本高史)が説得した。
趣味とはまったくちがうものを、自分の作品でもある家に取り入れるのはツライだろう。
みちるが夏美(夏川結衣)に、最近の不気味なメールの件で相談。
護衛のため、みちるをマンションまで送って来た夏美は
「桑野さんと一緒に帰ってもらえばいい」
と言い出し、信介を説得。
拒否?と思っていると、待ち合わせの約束のため、また部屋から顔を出した。
信介の心を読んで、説得できるようになった夏美はスゴイ。
花柄の取り入れ方を研究するために街を散策している信介はちょっと不気味だった。
見るのもダメな柄もあるのかもしれない。
そして約束どうり、みちると合流して一緒に帰った。
「大げさだなあ」と言う信介に、みちるは女性にとってのストーカーの恐怖を話す。
ケンの散歩にも付き合っていて、信介が放置自転車に乗っていたのがみつかり警察官に事情を聞かれてしまった。
ストーカーの件を警官に相談したが「何かあったら連絡下さい」と言うだけ。
これに「何かあってからでは遅い・・・何かして下さい」と強く言った。
この対応に、みちるの中での信介の評価は上がっていた。
信介はイヤイヤながら壁紙に花柄を取り入れた設計図を完成させた。
摩耶と英治には「俺がそういう仕事したことは秘密!」と釘を刺していた。
みちるへのストーカーメールの容疑者に、お化け屋敷のミイラ男の田島があがった。
信介と夏美が田島に会いに行ったが否定された。
インターネットには信介がイヤイヤ完成させた花柄入りの設計が流出。
流出のミスの件で、英治は信介とケンカして事務所を飛び出した。
その後、英治が怪我をしたという連絡がはいった。
英治は流出犯人が内装業者の社員と気づき、殴りに行ったが逆にやられたようだ。
信介は英治の「気持ちが分かっていたのに・・・僕のミスです、俺は桑野さんの味方です」と言う言葉に、何も言えず一人で涙していた。
みちるがいる喫茶店に田島が現れて夏美に助けを求めてきた。
信介は急ぐ夏美の姿を見て、後を追ってきた。
田島を発見した信介が「もうやめてください」と迫力を持って言い田島は逃げていった。
その帰り道、みちるは夏美に「桑野さんのこと、好きになっちゃったかも」と言った。
信介は性格的には偏屈なところもあるが、仕事もできるし見た目もわるくない。
お隣さんとしての親しみは感じていたと思う。
守ってもらい頼りになる面も見たし、みちるの心が動いても不自然に感じなかった。