結婚できない男

阿部寛さんの出演ドラマは、どれもおもしろい。このドラマも期待を裏切らなかった。
番組が始まる前から「これは一人でも出来る、出来ない」をチェックしていた。
私の場合は、ラーメン屋・マンガ喫茶は一人でも行けるが、カラオケは行けない。
また家族で行っている飲食店(ファミレスや焼肉など)は、一人では行きたくない。
旦那は、焼肉屋は一人でも行けるのに、喫茶店には入れない。なぜか違っていた。
建築家の桑野信介(阿部寛)は、料理や音楽にもこだわりを持って一人生活していた。
事務所の助手の英治(塚本高史)からの電話で、信介はパーティーに出席。
でも、女性にウンチクを語ってばかりで、去られてしまう。
英治や同僚の摩耶(高島礼子)にまで「キャラを直さないと孤独になる」と言わている。
でも、信介は「一人が好きなんだ!」と素直に聞かない。
信介が、隣のOLの田村みちる(国仲涼子)と騒音でもめていると、腹痛で倒れてしまう。
みちるが救急車に付きそい、大学時代の友人で義理の弟の中川副院長(尾美としのり)のいる病院へ運ばれる。
当直の早坂夏美医師(夏川結衣)はテキパキと問診して、お尻の検査もしようとした。
信介は診察を拒否し、結局その日は検査入院だけ。翌日には勝手に退院した。
数日後、信介は、今日が自分の40歳の誕生日ということを思い出す。
部屋で一人、コンビニで買ったバースデイケーキを食べるは、さすがに淋しいと思う。
その時、みちるの様子がおかしいと同僚の千鶴がやって来た。
信介は、イヤイヤながらベランダから様子を見に行くと、みちるは部屋で倒れていた。
みちるは、急性アルコール中毒で中川病院へ。夏美医師の診察を受けた。
二人は、保険証のコピーから今夜が信介の誕生日だと知った。
夏美が「ケーキを食べに来ませんか?」と電話で誘うのに、冷たく断ってしまう。
その前まで、一人で淋しそうにしていたのに、断り方も偏屈だなーだった。、
その時、信介に再び腹痛が。診察室に運び込まれ、夏美医師にズボンを下げられる。
いくら必要な検査と理解はしても、お尻はイヤだろうし女医さんなら恥かしいだろう。
お尻を出されて涙を流している信介に、ちょっとだけ同情した。
信介は、かっこいいのにあの物言いではモテないだろうなぁ、と思わせるキャラだった。