吾輩は主婦である

録画ミスで、4日分しか見られなかったのだけが、残念だった。
みどり(斉藤由貴)には、完璧に夏目漱石が乗り移っていた。
今回は、小学生の息子の母の日作文がメインだった。
担任の評価の「まあまあです」に、みどりこと漱石は激昂する。
たしかに、文章の評価は、算数のように答えは一つじゃないし、個人の好みも入り難しいだろうな、と思う。
でも、代わりに書いたり、授業参観でムキになるのは、やりすぎかな。
ただ「できる子だから、あえて厳しく」でよろこんでしまうのは母そのものだ。
クリーニング屋の亭主役がレッド吉田で、池津祥子さんとの夫婦ぶりはおかしかった。
みどりには『猫に・・・』と思い込んで、いろいろしかけてくるし。
夫のたかし(及川光博)や母(竹下景子)が戸惑いつつも受け入れているのがいい。
携帯電話で、びっくりしている様子が、私のツボに入り、大笑いしてしまった。
食べ物の一つ一つにびっくりし「おいしい!」という様も、おかしかった。
さすが、脚本が宮藤官九郎で、小ネタがいいなぁ、と楽しかった。