弁護士のくず

武田弁護士(伊藤英明)のマジメすぎて、ハジケたキャラクターがいい。
九頭弁護士(豊川悦司)は昔の恋人の葉月の子供の美月と同居をしていた。
実父じゃないし父親らしくも見えないのに『お父さん』がいいのかも。
黒田(沢村一樹)が満員電車内での痴漢容疑で逮捕。
無罪を主張するが、目撃者の大谷(一戸奈美)も証言していて釈放されない。
こういうとき、やってなくても罪を認め金を払う男性も多いんだろうなぁ。
私は、電車に乗ること自体がイベントであるくらい、乗る機会が少ない。
満員電車の経験もないので、毎日電車の人は大変だな、と察するだけだけど。
九頭弁護士と武田弁護士が黒田に会うと、どうしても無実を証明して欲しいとのこと。
でも妻さえ、黒田が痴漢していると思う、仲はよくなくて出世のための結婚と言う。
事務所で、白石誠弁護士(北村総一朗)が女装して、痴漢の検証には大笑いした。
見てはいけないものを、見てしまった感もあったし。
数日後、目撃者の大谷に会うと「絶対・・・」と言いながら、なんだかヘン。
痴漢をされた女子大生と仲良くクラブ通いの現場も目撃する。
これは、二人が共謀して、痴漢で示談金を脅し取っていると、想像がついた。
今回は、オカマのポン太(深沢敦)ヒト美(坂本ちゃん)がよく出ていた。
武田が加藤(高島礼子)を憧れの目で見ていると、ゲイバーに連れて行かれれた。
イヤがりながらも、酔っ払い状態の武田がよかった。
法廷では、目撃者の矛盾や過去の脅迫が明らかにされていく。
これで、痴漢行為も無実にはなっただろう。
でも、黒田に仮面をはずさせて『僕はゲイです』とカミングアウトさせる。
ゲイは個人的な嗜好が少数派なだけ、法も犯してないし迷惑もかけていない。
でも水商売以外の企業では勤めにくそうで、周りからも特別視されるかもしれない。
それがこわくて、偽装結婚したり、隠していたりするんだろうな。