マチベン

  • 今回の「マチベン」最終回は、子供と一緒に見た。

涼子弁護士は(江角マキコ)は、深川八重子(森下愛子)への殺人未遂で逮捕された。
神原(山本耕史)らも、自作自演だろうことはわかっていたが、涼子自身が黙秘。
八重子の父の保(竜雷太)が犯人として服役の「四谷事件」の真相を知るためだった。
真犯人は保や八重子が命にかえても守りたい八重子の娘の友香(谷村美月)だった。
涼子は『真実を知るのがこわい・・・』とも言いはじめた。
浦島(中島知子)が友香の家を訪ねた時に、友香が
「幸せにならなきゃいけないから」
と言い勉強している姿が印象的だった。
白夜行』雪穂の『かばってくれた相手のために幸せにならなきゃ!』と重なった。
幸せを「ならなきゃいけない」ではプレッシャーを感じてしまい、逆にツライだろう。
いつの間にか「なんだか幸せかも」と思えるのが、理想かもしれない。
裁判は涼子が黙秘を続け、硬直状態になっていた。
その時、神原の元事務所上司の弁護士(山本圭)が、保の極秘資料を渡してくれる。
それによると、保は17年前に勤務先での横領の疑いで逮捕された。
でも、それはやってなくて本来は無実、でも法廷戦略で罪を認め執行猶予になった。
でも、有罪のため仕事はクビになり、家族にも苦労をかけることになってしまった。
保が無罪なのに自首で服役は、孫娘をかばう想いと法廷を騙す復讐心もあったかも。
かばわれている孫娘の方が、どんどんツラクなってきて、弁護士に真実を話す。
でも、孫娘を法廷に立たせることはせず、保を証人に呼んだ。
尋問したのは、被告人である涼子。
気持ちを察しながらの質問と『私が八重子さんを殺そうとしました』の嘘の供述。
これで、さすがの保も真実を話した。
孫娘は、殺害状況から正当防衛が認められる可能性もあるらしい。
最初から孫娘が自首していれば自分も家族もこんなに苦しまなくて済んだのに・・・
と思いながらも「大切な人の罪だと、かばってしまうかも?」とも思った。