クロサギ

  • ずっと楽しみにしていた「クロサギ」を旦那と見た。

ドラマ化と知ってから、原作マンガも単行本9巻まで読んでいた。
クロサギの黒崎(山下智久)法学部で検事志望の氷柱(堀北真希)では「野ブタ。をプロデュース」の彰と信子をイメージしてしまい、不安もあった。
線路に飛び込もうとする松村(尾美としのり)と線路に落ちた氷柱を、黒崎が助けた。
そこで、財団融資詐欺にだまされて、街金から1000万円の借金させられたことを知る。
シロ詐欺をだましてお金を奪い取るクロサギの黒崎は、松村に協力させようとした。
ここで、氷柱が猛反対。警察や法律と言っていることは正論なのに
『じゃあ、どうやってお金を作って助けるの?』
と、うっとおしくてたまらない。理想論や正義感だけで気の強いタイプは苦手かも。
でも、堀北さん自身は顔を上げているだけで、メチャ可愛く見えた。
黒崎は、桂木敏夫(山崎努)という詐欺の原案をつくるボス?から情報を買っていた。
そして、財団法人の理事長を名乗る新川波江(杉田かおる)をだまそうとする。
古い休眠会社を使ったり通帳の数字を見せたり、信用は紙切れだけ?と思った。
小切手の件も、経済にうとい私達には知らないことばかりで、為になった。
金に執着の女詐欺師役は杉田さんにしかできないのでは?と思うほどはまっていた。
氷柱は、警察の神志名(哀川翔)に電話までしていた。また、うっとおしく感じた。
松村は、反対されながらも詐欺を手伝い、情報提供料として大金を返された。
松村の子供の一馬(渋谷武尊)が、ずっと父を慕い、いじらしかった。
時々、黒崎の過去のシーンが流れていた。
詐欺師にだまされ、刃物を使って一家無理心中をしてしまった父親。
それを目撃し自分も父親に殺されかけた黒崎少年。
それでも、自分の顔だけ塗りつぶした家族写真を持っている。
そのシーンだけ別世界のようで、こわくて、そして悲しかった。
そういう過去を持って生き残っていたら、正論では生きていけないだろう、と思った。
ドラマは、複雑な詐欺を一話解決にまとめてあり設定やキャラも原作に近く感じた。
でも、山下くんの話し方が彰に聞こえてしまった。
堀北さんも、今回のような気の強すぎる役は、野ブタ。キャラがよすぎて合わないかも。
まだ、初回だし、ドラマとしてはおもしろかったので、今後に期待かな。