世にも奇妙な物語

私の目的は、松本潤くん酒井敏也さんの『イマキヨさん』だった。
それは一番最後、ちょうど旦那が帰宅してバタバタしていてながら見になってしまった。
松本くんの大学生とイマキヨさんという福の神?とのコメディに見えた。
怒らせないための約束事に「謝らないこと」があったのがポイントで、おかしかった。
『リプレイ』は、途中からなんとなく予想はついた。
電車男」を演じた伊藤淳史が、実は自分で恋人を殺害していた、がこわかった。
人は自分にとって耐え切れない記憶を思い出せないように(記憶喪失)もあるらしいし。
『命火』は、こわいというよりも、心温まる話だったと思う。
長谷川京子の看護師は命火という生命エネルギーを相手に移し助けることができる。
でも、それで自分の命火がへり、倒れてしまったり、寿命がへる。
どこまで相手の命の犠牲になり、または自分の命を守るのか?相手によるだろうな。
『奥さん屋』は、既婚者じゃないと、わかりにくい話かも?と思った。
佐野史郎さんが、奥さんの戸田菜穂さんにひどいことを言った直後、奥さんが病死。
それを、どこかで気にしていたんだろう、「奥さん屋」で人形の奥さんを買ってくる。
戸田さんがまた演じていて、かわいい奥さんになってくれた。
佐野さんも、「どうしたら女性はよろこぶのか?」と、プレゼントをよく買ってきた。
でも、ホントはそんなことが奥さんに望みではない。
作った食事をおいしく食べてくれて、一緒に笑っていられればいい。
最後は、夢だったのか?ホントにあったことなのか?わざとぼかしてあったようだ。
雨の訪問者』が、一番怖くて、おもしろかった。
ともさかりえの姉が、雨の中、妹のマンションを訪ねる。
知らない男性(岡田義徳)がでてきて「自分は妹の恋人」だと告げ、妹は外出中。
二人が、部屋の中で、通り魔のニュースを見ながら待っていた。
一言も「俺が通り魔だ」とかの脅し文句は言わないのに、男が通り魔に見えてきた。
ラストが『リプレイ』の逆オチで、姉が来る途中で殺害されていたとは思わなかった。
この作品に、子供がメチャクチャ怖がって、手を握ってきた。
心臓もバクバクで、耐えられないほどだったらしい。
私は、子供にはかわいそうだったけど、これはいいことだと思った。
今は、アニメでも殺人シーンは多いし、ゲームでも戦って倒す(殺す)が多い。
そういうのばかり見ていて、人の死に対して痛みを感じないのは困ると思っていた。
こういうサスペンスを見て怖がるっていうのは、痛みを想像できているということ。
殺人に対して、たとえドラマでも『ダメ!怖い!』と感じている、と思ったから。