白夜行

  • 白夜行」の最終回は、家族そろって見た。

亮司(山田孝之)は笹垣潤三(武田鉄矢)を殺すなら父と同じ様に顔を見てと決めた。
だから、ハサミで傷は負わせても、青酸ガスは教えて避けさせた。
篠塚一成(柏原崇)にも、笹垣は、「二人は初恋同士で・・・」と教えていた。
雪穂(綾瀬はるか)は、実家の近くに2号店を作りたくて、走り回っていた。
この時期になって、園村友彦(小出恵介)が自首してきて、亮司は指名手配される。
亮司は、青酸ガスのせいか?体の調子がよくない状態で、逃げて闇に潜っていた。
その間に一年が経ち、典子(西田尚美)には赤ちゃんが産まれていた。亮司の子だ。
典子が笹垣の部屋で亮司の新の物語を聞き、赤ちゃんを亮司の母の位牌に見せた。
ここで、泣きそうになってしまった。亮司の母は、いい母だったのに哀れだったと。
篠塚が雪穂の切り絵を見つけ、太陽のデザインの指輪とあわせ自首をすすめた。
おいおい、その切り絵は他の人がさわるのダメなんじゃ?雪穂の大事な太陽でしょ?
雪穂は涙を流していたし、篠塚の気持ちは通じていたんだろう。
でも、認めることはできない。それは、亮司への裏切りになるから。
とうとう、2号店が開店準備に入った。なぜか、庭のサボテンを持ってきていた。
なんで、そんな危険な場所のサボテンを、わざわざ飾るの?
それを、他の店員の不注意で割ってしまい、サングラスの破片が見つかった。
これで、笹垣は元の職場の警察に頼み、庭を探して松浦の遺体を発見してもらう。
2号店の開店の日、亮司はサンタクロースの姿で、店の近くに現れた。
笹垣をハサミで刺して、シーツにくるんだ。亡くなったのかと思った。
ところが、シーツを破り、復活してきた。一瞬ゾンビ?と思い、怖かった。
その後、亮司は子供の存在を教えてもらい自首をすすめられた。
でも、選んだ道は違っていた。自分にハサミを刺し、歩道橋から飛び降りた。
最後に、雪穂も気づいてやってきた。でも、その時の亮司の言葉は
「雪穂、行って!」
この二人の原点だった。そうやってお互いをかばいあい、罪も重ねてしまった。
亮司が亡くなり、雪穂も取調べを受けた。
その時の雪穂は、また嘘に嘘を重ねて、亮司にすべての罪をかぶせていた。
そこだけ見れば、自分が助かりたいだけの、ただの悪党に見える。
でもその嘘は亮司自身が望んだもの(雪穂だけは幸せに)捕まってはいけなかった。
篠塚の言葉によると(セリフは違うかもだけど)
「人生を捧げられる方がツライ、死ぬこともできず、幸せになることを強制されて」
で、その後の雪穂は、生ける屍のようだったのに、店は経営して潰していった。
二人が切り絵で「二人で手をつなぐ」約束した日、雪穂は公園にいた。
小さな男の子が遊んでいた。雪穂の手招きで寄ってきて、二人は手をつないだ。
ここで、私は涙が出てきた。その男の子が亮司の息子であることがわかったから。
こういう形でも、約束どうり、太陽の下で手をつなげてよかったなーと思った。
なのに旦那は「何で手をつないでるの?典子の子はわかったけど」などと言っていた。
情緒がないなー、と思ってしまった。