アンフェア最終回

雪平刑事(篠原涼子)が佐藤(香川照之)を撃つは、やはり真犯人への罠だった。
真犯人は、この現場をきっと見にくる、最初に現れた人が真犯人。
それじゃあ、開始15分で真犯人がわかってしまうじゃん。予想多かった人だった。
ここで、一旦、一同ガックリ、後の時間はどうするの?と。
動機も想像どうり、5年前パチンコ店での雪平刑事の未成年犯人射殺事件だった。
安藤一之刑事(瑛太)と、射殺された犯人は、同じコインロッカーベイビーだった。
同じ施設で育ち、未成年犯人はパチンコ店員となったが、給料もロクにもらえない。
一緒にいた安藤までが暴行を受け、そうして起こした事件だったようだ。
「安藤は、頭がいいんだから大学に行けよ、俺がもっと働くから」
と、言ってくれていたらしい。
だから、兄弟のような人が未成年犯人として射殺され、撃った刑事に復讐を誓った。
×サイトも安藤が作り、復讐仲間と交流してヒントを与えていた。
3人で話をしている時に、美央ちゃんがやってきたのにはおどろいた。
一番の復讐は、雪平が愛する美央ちゃんを、亡き者にすることだろう。
でも、それだけはできなかったようで、いいお兄ちゃんで別れた。
後は、安藤刑事の復讐場所で、仲間が射殺されたパチンコ店が舞台だった。
店長を撃つが、わざとか?急所をはずして生かしていた。
雪平刑事が到着したのを見てから、人質とともにいわくつきの場所にいく安藤。
ここで、雑誌編集者の瀬崎一郎(西島秀俊)を思い出した。
同じように、愛する者にわざと撃たせて、自ら死のうとしているように見えた。
雪平刑事は、同じ状況で撃たない訳にはいかない、安藤も撃たれて亡くなった。
美央ちゃんには「安藤は外国に行った」と伝えた。さすがに本当の事情は言えない。
雪平と美央ちゃんも、安藤からの手紙の「ゆうき」で「ママ」と呼べ和解した。
事件解決後の処理で、山路哲夫捜査一課管理官(寺島進)がすべての責任を取った。
そして、交通事故のもみ消し資料を「佐藤で記事に」と託した。かっこよかった。
恋人だった蓮見が、犯人の一人とわかってから、思うところがあったのかも。
安藤から雪平さんへの最後のメッセージが映像で残っていた。
やはり安藤は雪平からの射殺を望んでいた、憎しみだけが、ホントに大好きだったと。
お互いに愛している相手を自分の手で射殺。これが、一番の復讐だったかもしれない。
最後まで「ホントはもっと黒幕がいるのでは?」と望んでいたが、それはなかった。
犯人が最初でわかるはガクっときたが、その後は予想が当たりおもしろかった。