白夜行

  • 白夜行」を旦那と二人で見た。

唐澤礼子(八千草薫)は、ホントに亡くなってしまった。
病院は自分たちのミス?と勝手に思い、亮司(山田孝之)の犯罪を隠してくれた。
笹垣潤三(武田鉄矢)と篠塚一成(柏原崇)は、二人を追う仲間のようになっていた。
篠崎が、葬儀で疲れて眠る雪穂(綾瀬はるか)を相手に自分を語るシーンはよかった。
自分も「子供は親の役に立たなければ」と教え込まれて育った、だからほっとけないと。
亮司の母(麻生祐未)に、図書館司書の谷口真文(余貴美子)が掲示板のメッセージを見せる二人のシーンもよかった。
亮司のメッセージは、最後の良心?自分達のような子は、もう作らないで!の叫び?
『罪はこころと記憶に下される』(だったと思う)
母はタバコ姿で「子供なんて」と言いつつも、いつも亮司のことを気にしていた。
あれだけのこと(我が子が殺人を犯す)を目撃して、正気でいられる方がムリかも。
でも、ずっと生きていてほしかった。
亮司の母の位牌を笹垣が持ち帰ったのは、ここで亮司に知らせるため、だと思った。
薬剤師の典子(西田尚美)は、幸の薄い役が似合いすぎる。
今回は司書の谷口を相手に喋ったり、捜査ノートを読んだりと、まとめっぽかった。
「幽霊は、気づいてくれた人には、涙を流してよろこぶのでは?」
は、私もそう思った。