白夜行

  • 白夜行」は、とても不思議な感情になるドラマだ。

ホントは善良な人が、悪人に見えて、とんでもない悪党が真っ当に見えてくる。
今回は、唐澤雪穂(綾瀬はるか)と結婚する高宮誠(塩谷瞬)が、とんでもなくいいかげんで、誰よりも悪党にに見えた。
高宮は、同僚に片思いをしていた。付き合っているわけでもなんでもない。
それなのに、結婚をキャンセル?まで悩み、告白しようとしていた。
結婚前に「これでよかったのかな?」と悩み迷うことはあるが、とてもひどく感じた。
それに比べて「お金のため」と割り切って結婚した雪穂の方が、潔く見えた。
それに協力している桐原亮司(山田孝之)も、悪党なりの信念があり納得できた。
篠塚一成(柏原崇)が、後輩に協力する優しい先輩になっていて、物足りなかった。
篠塚は、これからも関わってくるなら、どこか冷めたキャラであってほしい。
ストーリー的に、園村友彦(小出恵介)の出演もなくなるのかな?と思うと淋しい。
悪事の手伝いをしながらも、明るさや和やかさを忘れてないところがよかったのに。
雪穂は何とか無事に結婚した。
それなのに、笹垣潤三(武田鉄矢)は警察を止めてまでも追ってくる。
本来なら、犯人を捕まえる善の方のはずなのに、一番の悪党に見えてしまう。