女王蜂

横溝正史さん原作のドラマや映画は、有名なものが多いが、あまり見てはいなかった。
「八墓村」の印象が強く、おどろおどろして怖く気味がわるいイメージがあるからだ。
だから「女王蜂」も、名前だけでストーリーは知らなかった。
稲垣吾郎さんは、「笑っていいとも」のゲームでも番組宣伝していた。
今晩の特別ドラマの主人公役なのに、当てられない人がいたのが逆に不思議だった。
他に見たい番組もないし、興味もあったので、かけておいた。
栗山千明(大道寺智子・琴絵役)さんは、人形のような美しさの女優さんに感じた。
初めて見たのは、映画「死国」で、不思議な女の子の印象だった。
次は、映画「バトルロワイヤル」で、ちょっと怖かった。
小日向文世横溝正史役)さんは、いろんな特別ドラマで見た。忙しかっただろう。
ストーリーは、けっこう複雑だし、推理物だから、書かないでおく。
見始めたら途中で席を立てない展開のおもしろさは、あったと思う。
及川光博(多門連太郎)さんのシーンは、ほっと和んだ。
時代設定が昭和30年前後のようだし、家の造りや車など、珍しかった。
最後、「あれでホントによかったの?」という感情は残った。
推理がメインで、想像していたほどは、おどろおどろしさや怖さはなかった。
それでも、子供は最後の方のシーンだけを見て「おばけ?みたいが怖かった」らしい。