いらっしゃいませ患者様

映画館で予告編を見たときから、興味を持っていたが、見に行けてなかった。
コメディもだが「病院はサービス業、患者はお客様だ!」のテーマに惹かれていた。
うちは病院とは馴染みが深く、旦那の口癖も「病院は、究極のサービル業」だったし。
最初の方で、風俗界の恩地(大友康平)の素晴らしいサービス精神を見せてもらった。
救急車が、わざとじゃまをしている車に、ぶつかって行ったのには、おもしろかった。
普段の生活では、いくらイヤな奴と思ってもそこまではできない。スッキリした。
その病院の唯一の医師である近馬院長(渡部篤郎)も、医療スキルは高そうだった。
原沙知絵看護師ぶりは、優しくて和み系で、理想像なんだろう。
なのに、借金のため病院は経営難。医師や看護師もやめていく。
そこで、恩地からの「病院はサービス業、患者はお客様だ!」で、サービス開始。
ナース指名制、口移しバリューム、ひざ枕点滴、など、Hなサービスもあって笑えた。
これ以上は、ネタバレになりそうなので、書かない。
ただ、この映画は、コメディだけど、テーマはしっかりしていてシリアスだった。
調べてみたら、監督の原隆仁さんは、「夜逃げ屋本舗」の人だった。納得。
加害者と被害者がいる怪我では、加害者に治療費を払ってもらうため、自由診療
待ち時間が長い。医師が患者に対して横柄な場合がある。監査管の無能ぶりなど。
「こんな病院あったら行きたい、ここまでは大げさでも、サービス業の自覚は必要」
と、旦那は何度も力説していた。