1リットルの涙

1リットルの涙」は、途中から真剣に見た。
池内亜也(沢尻エリカ)は、学校で車椅子。クラスのみんなの助けが必要になっていた。
お母さん(薬師丸ひろ子)が「保護者会へ行く」と言った時、イヤな予感はしていた。
予想どうり、保護者会の最後の方で、他の保護者から、亜也への不満?が出てきた。
「亜也さんのために、授業が遅れて成績が下がった」
「車椅子の介助が必要なんだし、設備のある学校へ。ケガをされても責任とれない」
などなど。
ドラマでは、病気の子の親を、みんなで責め立てているようで、かわいそうに見えた。
誰もなりたくて病気になったわけじゃないし、手助けには気兼ねも感じているのにと。
でも、イザ自分の子供のクラスに、手間のかかる人がいて、その悪影響(と子供や親自身が感じること)を受けていたら?と思うと、言いたい親の気持ちもわかる気がした。
みんな、自分や家族が一番にかわいくて大切なだけだろうし。
これで思い出したのが、「ドラゴン桜」の第10話。
直美(長澤まさみ)の母親(美保純)が倒れて、直美は大学受験をあきらめようとした。
でも、特進クラスの仲間が、居酒屋を手伝い、受験させようとしていた。
でも、手伝いと受験勉強の両立は、疲れもでて、不満も出るようになってきた。
ここで、桜木弁護士(阿部寛)が
「誰かのためやるのは、気持ちよい。でも、後には不満も出るようになる」
というようなことを言って、直美本人に、友達への暴言と言う形で、手伝いを断らせた。
なんだか、こちらのドラマの言葉の方が、冷たく感じても、現実的に見えた。
正美から暴言を「自分達の疲れを察しての憎まれ役」とすぐに察したことに、泣けた。
私自身も、何か(お金じゃなくても)がなくては、ずっと手助けは出来ないだろう。
無償の助けを続けられるのは、家族と親友や恋人だけかも。
書いていて、自分は冷たいのかな?と思ってしまった。。。
ただ、養護学校へ行っていた子の親も知り合いにいて、わるいところだと思ってないし。
いろいろ激変で、障害による変化を認めたくない本人や親、わかるような気がするし。
ドラマでは、ますます病状も状況もきびしくなっていくんだろう。
自分がツラくなるから、見続ける自信は、あまりない。
ところで、「ドラゴン桜」の矢島と、「野ブタ。をプロデュース」の彰は、山下智久くん。
生徒役でも、あまりにキャラクターが違うので、今は、同じ人に見えない。
役名でしか呼べないときは、ドラマにはまっている証拠。俳優的には、いいことだ。