あいのうた

菅野美穂さん主演で、岡田恵和さん脚本のドラマは、やっぱりいい。
今回の「あいのうた」は、ずっと笑顔で見ていて、最後に絵で泣かされてしまった。
周りに人々が、みんな好意で、見ていて気持ちがいい。
それも「やってあげてる」的な、押し付けがましさを、なぜか?あまり感じない。
不思議な感じの房子さん(和久井映見)が、たまに女の嫉妬心?からの発言をしたり、鋭い指摘をしつつ、味方になっているからかもしれない。
柳沼さん(成宮寛貴)も、さりげなく明るくて、最近の役では一番、自然な感じかも。
飯塚さん(小日向文世)は、見ているだけで和む。
子供達は、さすがに可愛い感じの子ばかりで、愛されて育った感じがした。
みんなで食事に行き、亜希チャンが、お礼に大好きな料理をあげたシーンがよかった。
お礼をされたことのなかったであろう洋子の、戸惑ったようなうれしいような表情。
そして、最後は、片岡さん(玉置浩二)がキライ料理を交換し、オチもつけてくれた。
保育園に迎えに来てくれたと思った隼クンが、満面の笑顔で、手をつないできた。
あれをムリヤリ振りほどける人は、さすがにそうはいないと思う。
最後に、苦手な保育園に走って行き、家族の絵の中に自分が描かれているのを見る。
ここで、私も泣いてしまった。
クレヨンを持った時点で、予想はついた展開だったけど。やられた!って感じだった。
ただ、片岡さん病気の設定だけは、いらないかな?
ハッピーエンドになりたくても、いなくなられては困るから。