電車男 最終回

今日の「電車男 最終回」はとても楽しみにしていた。
今期のドラマの中で、一番に笑えて、恋愛ドラマとして楽しめていたからだ。
今日は、エルメス伊東美咲)が掲示板を涙を浮かべながら読み、その時にたまに入る回想シーンで、泣きはじめていた。
私も、ネットで一番に本音を書いていて、家庭内暴露を怒られることをおそれて、家族には内緒にしている。
でも、私の励み、本当はこう感じている、など読んで知ってほしい気持ちもあるから。
読んで、電車男伊藤淳史)の所へかけつけて、告白してもらってほしいと思っていた。
なのに、桜井(豊原功補)からの妨害が入ってしまった。
私は、桜井のキャラクターをおもしろいと思い、ずっと笑わせてもらってきた。
でも、今回だけは、掲示板を見る感動シーンからの再会の、お邪魔だと感じた。
エルメス電車男が再会してからは、終始、エルメスがリードしていたように思った。
ずっと、掲示板で応援してきたスレの仲間達は、最初、告白成功に大喜びだった。
でも、キスの話やプレゼントなどのノロケばかしになったら、急に引いてきた。
実は、私は、ネットで「電車男」を読んだことがある。
その時も、最後の方はカップルになれたノロケ話ばかりで、他の人たちは引いていた。
ただ、ドラマではそこまではしないだろうと思っていたのに、ちゃんとやっていた。
一緒に見ていた旦那でさえ
「あそこまで、ノロケられると、ドラマとわかっていてもムカつく」
と言っていた。女性との付き合いのない独身男だったら、当然の反応かもしれない。
「もう、お前はここへは来るな」というような発言を読んだ時は、冷たくも感じた。
でも、ホントに怒っての「来るな」なら、書き込みに対してムシする方がありえそう。
それを、理由を書いて「卒業しろ」に、愛を感じた。
ああいう掲示板では、名前も顔もわからないから、その住人同士が別の掲示板や実生活で会ったとしてもわからないだろう。
スレが埋まっていくたびに、別れが近くなると言うこと。切なかった。
陣釜(白石美帆)さんの活躍が、最後のハガキくらいが、ちょっと淋しかった。
電車男」が、今期のドラマの中で一番に楽しく切なかったことは、変わりなかった。