ドラゴン桜 最終回

ドラゴン桜」のドラマを見ていると、イヤだった勉強が、愛しいものを思えていた。
学生の頃に見ていたら、受験したいと、思ったかも?
「きれいごとは言わない」「厳しく聞こえても、なぜか納得できる言葉」が好きだった。
今回は、最終回で、受験と合格発表、その他のエピソードと盛りだくさんだった。
(この後は、ストーリーのネタバレあり)
双子の弟が、兄(中尾明慶)に、サンドイッチを渡すシーンでは
「それは罠、食べちゃダメ!」
と、テレビの前で叫んでいた。
朝まで、ライバル心ありありだったのに、確認もせずに食べてしまうなんてうかつだ。
それに、賞味期限のシールをはったまま(証拠を残したまま)渡す弟もヘン。
この辺は、ドラマを盛り上げるためのベタな展開だな、と思った。
水野(長澤まさみ)さんが、お母さんの件で受験できなくなることや、矢島(山下智久)くんが利き手にケガをしてしまうことまでは、予想してなかった。
それでも、5人はなんとか試験を受け通して、合格発表を見に行った。
この合格発表の演出は、長すぎじゃない?と思うほどだった。
結果は、ケガをした矢島くん、腹痛だった双子兄、よしの(新垣結衣)の三人が合格。
緒方(小池徹平)くん、麻紀(サエコ)ちゃん、という明るい二人が不合格だった。
正直、全員合格ではあまりにも都合がよすぎるし、どうするんだろう?と思っていた。
この人選は、ちょっと意外だった。
不合格者に厳しいことを言う桜木(阿部寛)先生に、矢島くんが殴りかかった時に
「心の中では泣いているじゃないですか」
と気づいて、手をとめた。桜木先生の、言葉だけの慰めを言わないところがよかった。
「きれいごとを言わない、ところを尊敬していました」
と、引き止める井野(長谷川京子)先生。自分たちの進路を言う生徒達。
久々に、ベタだけど、納得できるいい最終回を見た気がした。
私も、久しぶりに、ドラマを見ながら、泣いていた。