ドラゴン桜

ドラゴン桜」は、阿部寛の貫録ある演技で、成り立っているドラマだな、と思った。
別に、生徒役がよくないわけでもなく、それだけインパクトがあるという意味で。
警察で、無実の罪を認めて始末書を書くか?自分のプライドのため、取調べを受けて時間をとられるか?の判断で、いままでの学園ドラマなら、プライド重視だったと思う。
だけど、今回は、生徒に、始末書の方をすすめていた。
やってもいないことで、謝りの言葉を書かせるなんて、ひどいと思うが、その後の、桜木(阿部寛)先生の言葉がよかった。
ちゃんとしたセリフまでは覚えていないが、
「現実には、こんなもの。人生において何を重視するか?だ。時間をとった方がトク」
こういう意味のことを言っていたと思う。(自信ないけど)
そういう考え方もあるんだなー、と感心した。
一郎(中尾明慶)くんと進学校に通う双子の弟の話も、今回で新しい展開になった。
なんで、同じ双子なのに「兄」と呼ばれて、我慢ばかり強いられてるんだろう?と不思議に思っていた。
今回の事件がキッカケで、双子弟の本音も聞けて、兄も東大を目指す決心がついた。
やっと、スッキリした気がした。
先生に対しての論文テストで
「文章は一行目を読めばわかる。奉仕の心が足りない、読んでる人がわかりにくい」
というようなことも言っていた。
これも、かなり納得した。
難しい言葉を使って、相手に伝わらない文章ではダメ。わざと簡単な言葉を使い、具体的な文章にして、読んでる相手に理解しやすい文章にする。こういう意味に感じた。
時々、為になるようなセリフもあって、ドラマとしても楽しめるところが、好き。