マイガール 初回

笠間正宗(相葉雅紀)は、写真スタジオでアシスタントとして働いていた。
正宗にはずっと忘れられない女性がいた。
高校生のときに付き合っていた4歳年上の恋人の塚本陽子(優香)
陽子は、6年前に突然海外留学を決めて正宗の元を去って行った。
手紙を出しても返事は来ない、3年書いて送り続け、年前に書くのをやめた。
高校生だった正宗と、女子大生であった陽子の出会いと交際シーンを見た。
メガネに制服というだけで、アイドル相葉雅紀くんがイケてない高校生に見えた(苦笑)
働いていた正宗のもとに陽子の訃報が届いた。
自転車で駆けつけ、陽子の遺影写真を見てショックを受けた正宗。
思い出の桜の木に行くと、幼い女の子が木に登っていた。
正宗が手伝い、木に絡まっていた糸電話を取ってあげた。
その女の子がコハル(石井萌々果)陽子が黙って産んで育てていた正宗の子だった。
コハルの方から、
「正宗くん、コハルのお父さん」
と笑顔で懐いてきていた。
突然、自分の子どもが現れて戸惑う正宗に、はとこの(山崎樹範)は、
「二股かけられてて名前だけ利用されていた、本当だったら黙ってるはずない」
などと言っていた。
私も、どうして黙って産んだのか?疑問のまま見ていたので、反応には納得した。
陽子の母の志織(朝加真由美)が正宗が送り続けた手紙が入った箱を渡しにきた。
コハルの父は正宗であること、陽子は留学せずに実は日本にいた、など話した。
そして、事故手続きのため「1日だけコハルを預かってほしい」と言ってきた。
結局、正宗はコハルを預かることになった。
一緒に歩いてるのに、正宗がいつもの速さだったため、コハルがついていけない。
など、子供に不慣れな様子がよく描かれていた。
公園の花をうれしそうに見るコハルの仕草は陽子にそっくり。
ジッと見つめていた正宗は、保育士の友哉(村上信五)に不審者扱いされていた。
そこへ、職場の先輩である木村(日村勇紀)が現れた。
「正宗の仕事ミスで現場がストップしている」と正宗を仕事現場へ連れて行こうとした。
正宗は仕方がなくコハルにその公園で待つように言い残し、仕事場に行った。
コハルは、日が落ちても雨でびしょ濡れになっても、その公園で待ち続けた。
約束の場所が公園なら、そこで待つしかなかっただろう、と思った。
仕事を終えてようやく現れた正宗。責められて、
「僕は父親なんかじゃないんです」
と口走ってしまった。
コハルは倒れこんでしまい、発熱で病院に運ばれた。
陽子の母の志織にも、
「コハルは怖かったんだと思う、あなたも陽子のように帰ってこないんじゃないって」
と言われてしまった。
コハルは志織が育てる、と告げられた。
別れ際、コハルが正宗に大切な手作りお守りを手渡してくれた。
正宗は志織が置いていった箱の中に届くことのなかった自分宛ての手紙の束を発見。
その手紙には、正宗の未来を制限しないよう、と、黙って産んだ理由が書いてあった。
ここで、ようやく陽子の不安な心情も明らかにされた。
それでも、私にはよくわからない心情だったが、それを言ってはドラマが始まらない。
コハルが居なくなっていたのを、正宗が公園で見つけた。
「コハルは、ママの大好きな人と一緒にいたい」
とまっすぐな目で正宗を見てコハルが言った。
「自信はないけど、一緒に暮らしてみませんか?」
と、手を差し出す正宗、そして二人は抱きしめあった。
ここまで、コハルの方から「正宗くん大好き」光線を出すドラマだとは思わなかった。
血のつながった子から満面の笑顔で懐かれたら拒否できる人は少ないと思う。
とはいえ、シングルファザーは大変そう、なかなか踏み出せるものではないだろう。
コハルへの正宗の優しそうな目がとてもよかった。
見終わって、ほのぼのするドラマだった。