チーム・バチスタの栄光 2

心療内科の医師の田口医師(伊藤淳史)が相手を信じ心を開かせるタイプなら、厚生労働省の白鳥(仲村トオル)は相手を怒らせ本音を漏らすように仕向けてるタイプ。
器械出し看護師の直美(釈由美子)のキャラも初回とは違っていた。
最初は、直美看護士師は、
「私の器械出しのタイミングが悪いから、オペが失敗」
と泣き出し、周りから『色仕掛けでチーム入り』と噂されていると告白。
でも、後になって、
「同僚のライバル看護師の不倫スキャンダルを暴露したから、チーム入りしたかったのも箔をつけて他の病院へ自分を高く売りたかったから」
と告白した。
それに対しての白石の反応が、
「なんだそんなことか、そんなこと僕の周りではよくあること、その程度で負けるライバルの実力はたいしたことがない」
で、直美看護師を励ましていた。
看護師も技術職、スキルを磨き箔をつけて自分を高くかってくれるようにしたい、との野心があってもいい、と感じた。
今回のバチスタ患者は、アフリカ内戦で被弾した7歳の少年兵士アガピ。
日本に連れてこられて、マスコミにも大々的に取り上げられてのオペ。
だけど、心は閉ざしたまま。
7歳ですでに兵士として戦い、両親も戦死。
治ってもアフリカに帰ればまた戦争中では、子供の心も忘れるだろう。
日本の凧を使って、田口医師が和ませていた。
アガピのオベは、無事に成功した。
ここで、白鳥が、
「バチスタ手術では大人ばかり死んで子供は助かる、何者かの意図が働いている」
と言い切り、事件の可能性を示唆しリスクマネジメント委員会の招集をすすめた。
その時になって、白鳥が医師免許も持っている厚生労働省のキャリアとわかった。
白鳥(仲村トオル)がとてもカッコイイから、見続けようと思う。