山田太郎ものがたり 7

夏休み中の太郎(二宮和也)は炎天下でのバイトや家のことと大忙し。
そんな太郎兄ちゃんに夏休みをプレゼント、と弟妹達から提案された。
太郎はその気持ちだけでいいと断ろうとするが、母(菊池桃子)からも賛成される。
御村(櫻井翔)に相談するも、
「お前が家族を忘れて過ごせるはずがない」
とからかわれてしまう。
そんな時、中井(大塚ちひろ)から寺での勉強会に誘われた。
本当は、隆子(多部未華子)の告白のために企画されたもの。
それを「家族のために家族を忘れて過ごす」と太郎が快諾した。
翌日、御村や杉浦(忍成修吾)も含めた5人で、寺を訪れた。
寺でなんて地味かと思ったが、風景がキレイで座敷が涼しげだった。
寺の住職は体育の先生だったのが、とても似合っていた。
御村から「今日一日は家族を忘れろ」と言われ、思い出すたびに減点されていた(笑)
太郎が留守の山田家では家事にパニックになりかけていた。
そこに、校長(宇津井健)と鳥居(吹石一恵)も家庭訪問でやってきた。
買い出しにも一緒に行き、
「好きな物を買いなさい、ファミレスによって帰ろう」
と言う校長は、孫に甘いおじいちゃんそのもの。
でも弟妹達は、節約の気持ちは忘れてなかった。
ファミレスで、メニュー表を「写真集」とよろこぶところが可愛かった。
寺ではマジメに勉強もしていた。やっと太郎の秀才ぶりも見れた。
杉浦が、太郎を意識しだしているのがおかしかった。
御村はもう王子様キャラじゃない(笑)舌まで出して楽しんでいた。
花火は青春の象徴なのかな?楽しそうに遊んでいた。
太郎の告白、
「夏休みはバイトと家のことで忙しく、友人達と一緒の思い出がなかった、楽しいかった、誘ってくれてありがとう」
に、しんみりとなった。
他の人には当たり前のこと(友人達とのんびり過ごす)が太郎にはうれしかった。
杉浦が、ライバル視していた太郎を心配するまでになっていた表情がよかった。
その晩は、急な大雨と雷。
健気に家を守ろうとしていた弟妹達だけど、さすがに泣き出してしまっていた。
そこに太郎兄ちゃんが走って帰宅してきた。やっと安心する。
友人達との思い出もできたし、家族同士の想い合いも再認識できた。
ほのぼのできた回だったと思う。こういうゆったりも好き。