結婚できない男

信介(阿部寛)は模型マニアだった。
みちる(国仲涼子)は夏美先生(夏川結衣)に急性虫垂炎と診断された。
手術入院することになったが、みちるの愛犬のケンの預け先に困った。
英治(塚本高史)が一旦はあずかったものの、恋人の沙織(さくら)反対され、険悪ムードになってしまった。
困った英治は信介にケンの世話を頼む。
ここで英治に対して「彼女に反対されたくらいでできなくなるなら、最初から引き受けるな」と思ってしまった。
信介は、夏美にも説得されて、しぶしぶケンの世話を引き受けた。
散歩の途中で、金田?の高級車にケンがおしっこしてしまったシーンで大笑い。
信介と犬の表情もエピソードもツボだった。
仕事中なのに、信介と英治はパソコンで信介の部屋にいるケンの様子を見ていた。
すると、ケンがつなを外して部屋の中を動き回っていた。
部屋はゴミだらけで、仕事どころではなくなってしまう。
摩耶(高島礼子)がケンを預かると言ったが、ホントは犬恐怖症で預かれなかった。
信介が部屋に戻ると、玄関でケンが出迎えてくれていた。
一緒に肉も食べた。
散歩中にボール投げして遊ぶシーンはどちらも楽しそうだった。
ボールが水中に落ちてしまい、取りにいけなくて見守っているシーンが哀愁があった。
ところが部屋に飾っていた大事な模型が床に落ちて壊れてしまった。
本当は、風とカーテンのせいで落ちたが、ケンの仕業と誤解し怒った。
「愛想が尽きた」と夏美にケンを預けてしまった。
その後、模型が、ちょっとの風で落ちてしまうことに気がついた。
後悔したのか?信介はケンと散歩中の夏美に電話し、散歩のアドバイス
ところが、その間にケンがいなくなり、信介も飛び出した。
夏美が探していると、「ケン!」と叫ぶ信介の声。
ボールをなくした川になにかが浮かんでいて、信介は濡れることも気にせず、向かって行った。
それはただの犬の形のゴミだった。必死な様子とほっとした様子がよかった。
そのそばにケンがいた。
よろこぶ夏美に、信介は水濡れしながらもアッサリ帰ってしまった。
退院したみちるがマンションに戻ってきて。信介にも挨拶。
みちるが自分のドアを開けるが、ケンは信介の方を見つめていた。
ホントは、犬との同居が楽しかったのに、心配だったのに、素直に表現できない信介が、いじらしく感じた。