下北サンデーズ

ゆいか(上戸彩)は、髪を自分で切りジャージを着て、劇団員らしくした。
それだけ張り切って稽古を楽しんでいた。
でも、走ったり発声練習したりの小劇団は、私にはよくわからない世界だった。
劇団内のドロドロ恋愛関係も聞かされた。
座長のあくたがわ翼(佐々木蔵之介)、看板女優の千恵美(佐田真由美)、制作担当の亜希子(山口紗弥加)、が同棲中と元カノだった。
劇団の状況は厳しく、演劇マニアの牛乳おじさん(藤井フミヤ)の評価もよくなかった。
でも、今回の黒子でゆいか初参加舞台に、牛乳おじさんが見に来た。
ゆいかは、失敗ばかりしてしまうが、それが笑いとなって、舞台は好評だった。
ただ、私には、ああいう舞台はあいかわらずよくわからなかった。
なんだか、演劇をやっている人だけの身内ネタ、に感じてしまっている。
原作、脚本、演出ともに、私の好きな人ばかりなのに、どうしてなのかな?