アンフェア

佐藤和夫（香川照之）が、誘拐されて戻ってきた娘の美央ちゃんに対して
「お父さんは、美央を愛している、何があっても・・・」（セリフはちょっと違うかも）
と言って、抱きしめた時、泣きそうになってしまった。一人だったら号泣かも。
信頼していた家政婦の牧村さん（木村多江）が誘拐の共犯で射殺されてしまった。
こんなこと、とても娘には知らせられないだろう。
美央ちゃんの気持ちを心配すると共に、佐藤の悲しさまで感じてしまった。
蓮見（濱田マリ）は、怪しさ満々で、美央ちゃんの口封じ狙った。
でも待ち合わせ場所にいなければ電話もかけるし、呼び出したのが誰かはバレてる。
このシーンは、蓮見は間が抜けてる、と思ってしまった。
今週は、たくさんの人が殺されていた。また、蓮見が犯人もバレタ。
牧村の交通事故加害者の広田、佐藤の新聞社上司の武田（大河内浩）、蓮見も？
佐藤和夫は、新聞社をやめ、車の中で原稿を書いていた。
ただ、かわいい美央ちゃんを預けたまま、携帯電話も通じないのはヘン。
また、新聞社勤務だからこそ、自分が書いた文章を大勢の人に読んでもらえていた。
なのに、これからはどう戦うつもりなんだろう？とも思った。
ドラマの展開が、動機や表情、言動にいたるまで
『佐藤和夫が怪しい、牧村には同情していたし、上司には反発、蓮見は誘拐犯だし』
と思わせようとしていた、としか感じられなかった。
だから、佐藤は犯人じゃないと思う。美央ちゃんのためにも、無実であってほしい。
でも、山路管理官（寺島進）や小久保捜査一課係長（阿部サダヲ）も違うと思う。
警察の中で、もみ消ししてでも出世を狙う小物で、あんな犯罪はしないだろう。
となると、犯人になりそうな出演者がわからない。続きも見なきゃいけないじゃん。
美央ちゃんの看病をし眠っていた雪平刑事（篠原涼子）に安藤刑事（瑛太）がキス。
あまりに自然すぎて見逃すところだった。眠ったふりでも、女性なら気づくだろう。
また『ママは、美央のことがキライ』と思ってしまった理由も、ぜひ知りたい。