白夜行+ガチバカ!

まったく期待なしで見る気もなかったのに「白夜行」が今のところ一番におもしろい。
桐原亮司(山田孝之)は、幼少期(泉澤祐希)の最初と違って暗い青年になっていた。
犯罪を犯し、それを隠しているという意識からだと思う。
唐澤雪穂(綾瀬はるか)は、元の素性がバレかけていたようで、いじめられていた。
幼少期の雪穂(福田麻由子)が、あまりに気丈で迫力だったので物足りなくも感じた。
でも、二人はまだ出合ってしまった。意外に近くにいたようだ。
そして、昔の殺人を隠すために、また犯罪を犯した。
いじめの主犯?ぽい女の子が裸にされて写真だけ撮られているシーンはこわかった。
でも、一番に不気味なのは、笹垣刑事(武田鉄也)の笑い顔だろう。

高橋克典は「特命係長、只野仁」「サラリーマン金太郎」のような熱血キャラだった。
あとは「NEWS」手越祐也くん 増田貴久くんの俳優ぶりを見てみたかった。
内容は「GTO」「ごくせん」「ヤンキー母校に帰る」のような感じだったと思う。
宇津木実(手越祐也)が、教育評論家や校長の息子なのにやけになっている役。
その事情(水泳でガンバってきて、大学推薦ももらっていたのに、肩を壊し手で着なくなり、ただの成績のよくない生徒扱いされてたこと)は、同情してしまった。
ただ、そのういう役のため無口で、怒っているような表情しかなかったのが残念。
女の子では、黒川智花が妙に印象的だった。
気楽に見るにはいいかな?と思った。