野ブタ。をプロデュース

野ブタ。をプロデュース」の信子(堀北真希)は、もうすっかり可愛い女性に見える。
彰(山下智久)が教えた、力の入れ方を、素直に聞いて
野ブタ。パワー注入」
と低い声で言いながら、振りまでつけているところには、笑った。
可愛いし、芯の強さもあるし、心が素直。他の人には目を見て話せず、大人しいだけ。
いままでは、一人ぼっちだと思っていて、いじめられることにも甘んじてきた。
それが、二人も味方ができた時、義理父との関係もよくなり、自分で変わったんだろう。
修二(亀梨和也)が、誕生日を教えたがらない気持ちも、わかるような気がした。
人気者ゆえに、ホントは苦手なプレゼントにも、いい顔してお礼が、大変なんだろう。
まり子(戸田恵梨香)は、誕生日と知ったとたんに、ケーキだったし。
甘い物は苦手な人もいるだろうし、あの大きさは一人では食べきれない。
でも、信子の方がまり子の気持ちを察して「食べて」と言うもわかるような気がした。
告白イベントは、告白者よりも、告白される方にプレッシャーが、よくわかった。
いままでも、TV番組告白を見ては「ここでは、断れないだろうな」と思っていたし。
花を選べば、野ブタ(信子)と公認の仲にされてしまう。まり子も怒るだろう。
でも、みんなの前で水はかけられない。かわいそうだし、またからかう対象になるかも。
究極の選択だったと思う。
私は、ずっと告白相手を彰にすればいいのに、と思っていた。
彰は、いつもさりげなく側にいて優しく、力つけてくれてる。花(OK)にするだろう。
今回で、彰が自分の野ブタへの恋心を認めてしまっていたのは、びっくりしたけど。
いじめっ子の坂東(水田芙美子)を相手に選び、花を降らせてもらったのに感動した。
振ってくる花を見つめているシーンが、キレイだった。
修二がどうするつもりだったか?は、て手帳のあみだくじで、わかった。
水になっているのに、花になるまで何度もやりなおし。心は花だった。
このドラマは、修二の心の成長物語に見える。